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「自分が決めたことを自分がやる」

これができなかった。なっかなか。

たったこれだけのことなのに、
私はこれができなかった。
いや、しなかった。

人との約束を守ることより難しかった。
人には偉そうに言っているくせに、
自分には甘い。

わたしには、
これが一番やっかいなことだった。

特に一日のスケジュールをプランニングして、
日中行動した後に行動をチェックしてみると、
これもできていない、あれもやってないことが
多かった。

チェックさえしたくない日もあった。

さらに、
 
プランさえ立てたくない日もあり、
行き当たりばったり
思いつきのみで動いていた日々もあった。

心の中では
「やらなきゃ、やらなきゃ」と焦っているのに、
実際には、いつまで立っても手をつけない。

自分でしかできないことで、
やらなければいけないことが
山のようにたまってくる。

しかも、それが、ずっとずっと
後回しになっていた。

それなのに、
わざわざ、やらなくても良いことをする。

自分でわかっているのに
本来やらなくてもいいことを選んで、
そっちを優先してしまっている。

逃避行動あるいは代償行為だった。
よけいに自分が嫌になった。
 
結局、自分の現実から逃げていたんだ。

「こんなことぐらいもできないのか!」と
 
自分を責め続けた結果、情けなく思い
 
「自分なんか」と自暴自棄になっていた。
どんどん自分を嫌になっていった。

どんどん自信を無くし落ち込んでいた。

「希望的観測」と「物理的限界」の狭間で

右往左往していた自分だった。

「こうなったらいいのになあ」という「希望的観測」を
現実の自分と勘違いし、

生きている有限な「いのち=時間」の中で、
その日にできる
「物理的限界」をわきまえていなかった。
 
自分を買いかぶりすぎ、欲張りすぎていた。

一筋縄ではいかなかった。

そんなことを繰り返す日々が続いていた。


でも実は違っていた。

それは
「目標の立て方」自体に

根本的な問題があったのだ。

自分自身の身の丈や現状に合っていない
「自分にとって最適な目標」を作っていなかった。


今まで今日やろうと思っていた目標は、
エエカッコウや見栄で立てていた目標は、
それはそれは壮大なものだった。
 
格好いい目標だったが、できなかった。

現状に則していなかったから。

結局「できない目標」を自ら立てていたのだ。
できない目標だから、できるわけがなかったのだ。

「自分で自分を動かす」

私が学んだ
選択理論心理学では「感情と生理反応」は
コントロールが難しいが、

「思考と行為」は自分で
コントロールできるものだという。

なるほどそうだと思う。
 
 
「したくないな嫌だな」という感情は
感情のままに置いておいて
「でもやってみよう」

そして「やる」に切り替える。

掃除でも最初は嫌々やっていても、

終わってみると
案外スッキリし

気持ちのいい感情が後でついてくることが
よくある。

そんなことに気づいてから、
こんな風にしてみた。

自分が
今日できると思っている目標を再度検討し、
できる大きさに分割し直した。

そして
1つ1つのことを、ひとつずつ丁寧に

自分が決めた
順番に沿って行うようにした。

何かアクシデントがあったり、
こっちからやった方がいいなと
思ったら臨機応変に対処した。

すると、
できるようになってきた。

「できる目標」をつくったから「できる」のだ。
かんがえれば当たり前の話。

しょうもないことで
自分を責めて落ち込んでいただけだ。


こんなことをいつまでも続けていたって、

いつまでたっても
望んでいる未来は近づいてこない。手に入られない。

こんなこといつまで繰り返していても、
自分自身は変わらないなとウスウス気づいていた。

過去のわたしは、
自分との約束を守らないから自信がなかったのだ。
  
自信がなかったから社会や周りのせいにしてり、
恨んだりしていたアホな人間だった。

「自分で自分を動かす」

つまり
『自分との約束を守る』
本当の意味で成功するための王道だろう。

自分との約束を守ることの中で最大のものは
自分の志(ビジョン・使命)を守ることだ。

これを「知っていただけでは何も変わらない」。

でも、これにはコツがあったんだ。

これからは、志をベースにした目標を
最も重要なことから、やれる大きさにして、
その他のことは気にしない。

あとは

「やったらいいだけ!」


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