Apple Vision Pro、サプライズな付属品も / 米国発売日が2月2日に
存在が発表されてから半年余り。
長らく注目されてきた、Apple Vision Proの米国発売日が2月2日と発表されました。
この記事では、今回発表された新情報を紹介します。Vision Proの使い勝手に影響しそうな「サプライズ」な情報もありました。
📅予約スタートは1月19日
これまで不明だった、Vision Proのストレージ容量は256GBと発表されました。3D再生できる「空間ビデオ」を撮り溜めたときなど、この容量で足りるのかどうかは気になるところです。
価格が「3,499ドルから」と書かれていることから、容量を増やせる可能性が高そうです。過去には容量1TBのモデルが用意されるのではと観測が報じられたこともあります。
👓レンズは「予想より安い」?
Vision Proはメガネを着けたままでは使えないため、近視の人などは専用レンズを取り付ける必要があります。
今回、度付きレンズは149ドル、それとは別に老眼鏡のような機能を持つレンズが99ドルと発表されました。事前には300〜600ドルになるのではとの予測もあり、「予想より安い」と反応しているメディアもあります。
❗バンドは2種類、好みで使える
Vision Proは複雑な製品だけに、付属品もいろいろ。こちらの内容となっています。
中でも、筆者がサプライズと感じたのが、後頭部だけでなく頭上でも支える形状の「デュアルループバンド」です。
以前から発表されていた「ソロニットバンド」は後頭部だけで支える形のため、頭上で支える追加ストラップが別売りされるのではと報じられてきました。
初めから二つのタイプのバンドが付属することで、ユーザーは利用シーンに合わせて、好みの着け心地のものを選ぶことができます。
今回の発表によると、Apple TVアプリでは150以上の3Dタイトルにアクセスできるようになるとのことで、長時間着けやすいかどうかは使い勝手を大きく左右しそうです。
また、長時間の使いやすさという点では、Vision Proはこれまで付属バッテリーの持続時間が「最大2時間」とされてきました。
それが今回、動画の視聴なら「最大2.5時間」持続するとの情報が公式サイトに追加されました。Vision Proは外部電源につないで使うケースが多いかもしれませんが、バッテリーでの駆動時間も長いに越したことはありません。
🧑接顔クッションはスペアも
ライトシールクッションは2個付いていると書かれています。顔に直接当たるパーツなだけに、スペアがあった方がいいのでしょうか。
Appleが香港で意匠登録した内容によると、ライトシールクッションはこのような形状をしています。
ライトシール(遮光パーツ)に、以下のように取り付けると見られます。
このほか、本体前面用のカバーやポリッシングクロスといった、ケア用の付属品もついています。
本体カバーはサードパーティからも発売が予告されていて、関連アクセサリの一分野になりそうです。
🔎App Storeが大きく変化
Vision Pro向けに刷新された、App Storeの外観も公開されました。
iOSとiPadOS向けに開発されたものを含め、100万を超えるアプリがVision Proでも使えるとのこと。
映像を見ると、Word、Excel、Zoom、Adobe Express、DaVinci Resolve、Disney+などなど人気アプリが並んでいます。最初から仕事やエンタメに使えるアプリが大量にある点は、Apple製ヘッドセットならではと感じます。
今回、発表の中でティム・クックは「空間コンピューティングの時代が到来した」としたうえで、以下のようにコメントしています。
「その革新的で魔法のようなユーザーインターフェイスは、私たちがつながり、創造し、探求する方法を再定義するでしょう」
Vision Proが狙い通り革新を起こすデバイスとなるのか、2月2日からどのように使われていくのか、引き続き注目していきたいと思います。
▼この記事は動画版もあります(内容はほぼ同じです)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?