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DICOMアプリケーション開発編:DICOMファイルI/O
この解説は、「DICOMアプリケーション開発編:開発環境を整える」の読者を対象とした記事です。dcm4cheライブラリを用いて、解説を試みます。
サンプルDICOMファイルは、JIRA DICOMサンプル画像を利用しています。ここでは、いつものCT画像を用いています。事前にダウンロードをお願いします。
データバッファ
DICOMファイルはデータバッファでやり取りされます。データバッファは単にバッファとも呼ばれます。
バッファとは、データを一時的に記録しておくためのコンピュータのメモリに保持されているデータ、あるいは状態そのものの総称です。
「DICOMファイルについて詳しく」で述べたように、DICOMファイルはヘッダーがあり、そのあとにDICOMオブジェクトが連結されています。
ヘッダーは、プリアンブルと、データタイプのプレフィックス、ファイル・メタ情報から構成されています。
DICOMファイルを読み込むためには、バッファを使ってファイル全体を読み込んだ後、そのファイルがDICOMファイルかどうかを調べ、DICOMファイルであった場合、そのデータの転送構文情報を取得する必要があるでしょう。
この機能の実装事例について、解説していきたいと思います。
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