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噓日記 7/30 鰻とプレステ3

今日は土用の丑の日なので鰻を食べた。
絶滅危惧種らしいが美味いからしょうがない。
恨むなら俺じゃなく、その美味すぎる身と最適な味付けを考えついた昔の日本人を恨んでおくれ。
言い訳のように来年の俺にもっと環境意識が芽生えることを願いつつ、鰻重を楽しんだ。
7000円。
いや、高すぎるだろうよ。
プレステ3のソフトくらいする。
確かに鰻は美味しい。
他と比較して上位互換が存在しないくらい高い地位を持つ食べ物だ。
しかし、7000円て。
プレステ3のソフトやないですか!
プレステ3の、ソフトやないですか……
もはや俺は今日、鰻重を食べていない。
プレステ3のソフトを食べたのだ。
ものの20分程度で鰻重を食べたが、7000円という価格に見合う美味であった。
しかし、プレステ3のソフトはもっとすごい。
だってRPGなら50時間くらい遊べるし、俺が好きなテラリアなら1000時間遊んでもまだ遊べる。
仮にどちらも一本7000円としても、RPGなら1時間で140円、テラリアなら1時間7円だ。
それに引き換え鰻重。
1時間鰻重で潰そうと思ったら3杯食わなきゃいけない。
21000円だ。
Nintendo Switch liteやないですか!
Nintendo Switch lite、やないですか……
もちろんいい鰻を食べた経験は何ものにも変え難いことは分かっている。
プレステ3で遊んだ経験をいくら圧縮してもこの一瞬俺の口を喜ばせた鰻を食べた経験にはならない。
反対に鰻重を食べた経験もどんなに引き伸ばしても夜中まで起きて暗闇の中でやったプレステ3の経験にはなりえない。
鰻とプレステ3、この二つは表と裏なのかもしれない。
太陽が昇る時、月が沈むように。
鰻を食べる時、プレステ3では遊べない。
俺はもう、土用の丑の日に何をすればいいのか分かっている。
プレステ3のソフトにタレ(自家製)をかけるべきなのだ。
あったかいご飯に焼きたてのプレステ3のソフト、『Dead or Alive: Xtreme 3 Fortune』を乗っけてハフハフっと一息でね。
Dead or Alive: Xtreme 3 Fortuneは巨乳の姉ちゃんたちと夏のバカンスを楽しめるゲームだ。
暑い季節に丁度いい。
鰻と巨乳は食い合わせがいいこと、俺はそれをAVで学んだ。
精力増強、Dead or Alive: Xtreme 3 Fortuneは俺たちにそんなことも教えてくれる。
ありがとうDead or Alive: Xtreme 3 Fortune。
惜しむらくはDead or Alive: Xtreme 3 Fortune、7000円じゃ買えない。
あとプレステ4のタイトルだった。
この世に救いはない。

どりゃあ!