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噓日記 7/12 夏の暑さの乗り切り方 2023決定版

夏の暑さも本格化し始め、全国でも熱中症の患者が増えていると聞く。
中でもエアコンを使わないせいで夜、気付かぬうちに熱中症になってしまったという方が特に多いそうだ。
今回はそんな熱中症の恐ろしさと医療現場の逼迫を危惧し、夏の暑さを乗り切る方法を認めておく。
まず、何故こんな気温になってまでエアコンを使用しない人間がいるのかを考察し、そこからその対策を考えていきたい。
エアコンを使用しない人々が恐れていると考えられるのは大きく分けて二つある。
一つ目は電気料金である。
昨今の相次ぐ電気料金の値上げは我々のような小市民の生活を脅かしている。
昨年、一昨年の電気料金と比較してみると目玉が飛び出るような値上げだ。
エアコンは昔からストーブなどの暖房と比較して贅沢品のように考えられてきた節がある。
特に年配の方にその傾向が強い。
暑さは我慢できても寒さは我慢できないという誤解がその根底にあるのだろう。
しかし、数字で比較すると優先すべきものがどちらか見えてくる。
令和四年度の熱中症による緊急搬送人員は七万人を超える。
反面、低体温症による死者数を見てみる。
……なんか想像より多い。
熱中症による死者数より多い。
この論法は諦める。
ジジイ、ババア、暖房つけな。
あと、タメ口やめな。
二つ目に恐れているもの、それはお化けだ。
暑い中でエアコンをつけない人間の多くがエアコンをつける人間と比較して死者を冒涜したことがある、もしくは近年墓参りをしていないということが統計的に明らかになっている。
国土地理院の発表。
ガチ。
つまり、彼らの多くは死者から疎まれていることが容易に想像できる。
彼らに必要なのは涼しさでも、電気代を払う金でもなんでもない。
人間らしく生きるという人生の指針が足りていないのだ。
だから墓石も蹴るし、先祖の悪口言うし、墓参りせずにパイの実食ったりする。
それでよいのか。
私たちの生のバトンがどこから繋がれてきたものかを考えればその答えが見つかるだろう。
今のうちから箒、雑巾、スクレーパーとかを準備せい。
そんで盆になったら走って墓参り行って、掃除せい。
ついでに墓地のお墓全部に手を合わせる墓地マラソン(ぼちまら)3周せい。
毎日よ。
盆の間、毎日せい。
そうしたら夏の終わり頃にはもはや音を置き去りにできっから。
あっちぃ〜とか言う前にまず手を合わせる。
心頭滅却すれば火もまた涼し。
やったろうやないかい!
そんで夏が終わったら墓地のお墓全部を蹴り飛ばす墓地マラソン(ぼちそん)第二部、開幕じゃい!
エアコン?
知らん知らん!
墓地!!
ぼち ざ ろっく!

どりゃあ!