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噓日記 10/28 朝日記

逆に朝から日記を書いてみる。
変な試みだが存外書き始めてみるとワクワクするものだ。
今日はファッションに自信がないという友人を連れ回してコーディネートを見繕う約束がある。
彼の私服がめちゃくちゃダサいかというと決してそんなことはないのだが、まだ自分で着てみたいジャンルというものに出会えていない印象がある。
彼の雰囲気はどちらかというとのほほんとした雰囲気なので今日は柔らかめな印象の服を薦めてやろうと思っている。
彼はワーク系やアメカジ系に興味があるようだが体型や雰囲気的にもう少しキレイめな系統の方が似合うだろう。
カーディガンなどの柔らかい風合いの羽織にジーンズなんかを履いたらちょうど良く若っぽさと綺麗さの調和が取れるんじゃないかと画策している。
これから寒さも冬にかけて増していくので秋冬で着れるものをいろいろ見繕ってやれば彼の着たいファッションというものが見つかってくれるんじゃないだろうか。
服を見繕ってやるとはいうものの私がそこまでファッションに自信があるかと言われるとそんなことはないのだが、彼にとって身近なファッションセンスがある人間として私が抜擢されたまで。
ならそんな期待を裏切るわけにもいかないので、精一杯自分のファッションセンスを信じて彼をおしゃれにして見せようと思う。
それが終わると彼を引き連れて夜の街に出かけるつもりだ。
前々から行ってみたかった安居酒屋で男同士で乾杯しよう。
男同士なら店の格というか価格帯なんかを気にしなくていいのがありがたい。
女性と行くならいろいろ考えなければならないことが多いので気を使う。
だから私には彼女がいないんだろう。
ファッションとかやめた方がいい。
安居酒屋で夕食と酒をある程度摂取した後に、店から連絡が来ていた馴染みの店に向かうつもりだ。
一緒に行く彼も馴染みの店なので問題ないだろう。
少し前に参加したコンパの愚痴を聞いてくれるということなので、その時の文句を垂れ流してこようと思う。
そのコンパは彼とは違う友人と参加したので、彼にもその時の話を聞かせてやろう。
コンパって本気でどうにかしようと思っている時以外参加したらダメだ。
あれは本気で狩りに来ている男女が出会う場所で、私のように物見遊山気分で来た人間はちょっと壁を作ってしまう。
さて、馴染みの店の後には締めでも行くか、それとも行かずか。
そこはアドリブで決めよう。
ここまで書いて思ったが、これは日記じゃないな。
長々としたTodoリストだ。

どりゃあ!