ヴァージンVS過去・現在・未来8~スカイキッズレビュー 名古屋、富山~

ヴァージンVS過去・現在・未来 8

「スカイキッズレビュー」2
名古屋でのライブはぼんやりと、なんかブルース的なお店だったような気がします。
その夜は岐阜の戸崎さん宅泊めていただき、次の日は富山に向かい出発。
ここで不思議なのは、東京から北上して松本、松本から南下して名古屋、そしてまた北上して富山という南北行ったり来たりの行程。
多分会場の都合でこうなったのでしょうが、戸崎さんお疲れ様です。
でも誰も運転は替われない、誰も免許ないですから。

そして、いよいよ富山!!
ここであのようなとんでもないことが起こるとは・・・。

その会場はライブハウスというよりディスコのようなところで、まるで「ダンスパーティー」めいた雰囲気。それもそのはず、入口に「本日ダンスパーティー」という貼り紙。
森魚ちゃんがギター持って1人で来たらどうしたのでしょうか?まあ一応ロックバンドの体裁で来たからよかったですが。
そんなこんなで演奏が始まりました。
さすがダンスパーティーだけあってお客さんも気合が入っていて、イントロが始まる前から全員総立ちです。もっともダンスパーティーということで椅子は元々ありませんでしたが、総立ちには変わり有りません。
ダンスパーティーであろうが、お客さんが1人であろうが、始まってしまえば自らの表現領域へずんずんとのめり込んでいくのが森魚ちゃんの偉いところです。
この日もずんずんとのめり込んでいき、お客さんもずんずんと盛り上がっていきました。
そして最後の1曲を演奏しているときのこと、それまでステージで歌っていた森魚ちゃんは、ついに客席へのスキンシップなコミュニケーションを提供しようと破壊的な勢いで突入していきました。
我々演奏陣からは森魚ちゃんの姿は全く見えなくなり、黒山の人だかりの中でただ歌だけがとぎれとぎれに聞こえていました。
そして間奏になったとき、多分感極まったかと思われますが、その辺りにあった小さな丸テーブルらしきものの上によいしょ、っと、ばかりによじ登りました。
ヒョイではなく、あくまでよいしょ、っと、そして数秒後に落下しました。

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