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ヴァージンVS過去・現在・未来 44 ~行けば太る伊豆スタジオ~

ツッチーから写真が届きました!

これはどこだろう??なんとなく喫茶店みたいであるが、A児氏はギターを持っている。
右下のリッツ嬢はお人形さんがびっくりしている顔や~
詳細は不明であるがおそらく1982年ごろかと。ツッチーサンキュー、まだあったら送ってね! 
またリッツ嬢から昨日(1月1日)送られてきた富士山の写真も載せておきましょう。きれいだね!!

リッツ嬢から送られてきたお正月の富士山

っということで今回は「伊豆スタジオ」のお話・・・

80年代初頭、キティレコードは黄金期?だったので伊豆高原にリゾートスタジオを所有しており、我々もたびたびそこでレコーディングしておりました。

現在も稼働中の伊豆スタジオ

ここでは主にアレンジなどを考えながらリズム隊を録り、歌、コーラス、ソロ楽器などはKRSで録音するということが多かったです。
リズム隊とは一般的に4リズムと言われている、ドラム、ベース、ギター、キーボードを指します。ギター、キーボードに関しては後から何度かダビングをするので、リズム隊の録音時はベーシックな部分を演奏する。歌、コーラスも仮歌。
バンド物の演奏の良し悪しは、ドラムと歌が良ければ後のものはとりあえず何でも可と、当時よく言われていましたが、最近はどうなのかな?pro.toolsを使えば後からどうとでもできるしな。
パンチイン・アウトの緊張感がなくなってから、音楽はつまらなくなってきたように思うのは私だけかしらん??
またコンピューターミックス以前の、スタジオにいる全員でトラックダウンをする超アナログな一体感もよかった。誰かが間違うとみんなから罵詈雑言を浴びせられ、また最初からもう一回という、まるでバンドの一発録りのような作業でした。

ガムテープのようなものがぐるぐる回っていたアナログ24トラックレコーダー

MIDIもない時代、テクノといいつつ2枚目まではシーケンサーも使わず、自動演奏はメリーさんの八百屋(ローランドTR808)のみという潔さ。
ということでアナログ24トラックは全部録音に使えるということ。シーケンサーを使い何かを同期させるなら、1トラックを同期信号用のSMPTE以前のピーキョロキョロという音がする何とかという信号用に使わなければなりませんでした。
おまけにピーキョロキョロの信号は途中で同期させるとき、テープを曲の始めから再生させて同期箇所で果たしてちゃんと同期するのかみんな固唾をのんで見守るというシロモノでした。
 
そうだ!こんなことを書くのではなく伊豆スタの豪華な食事のことを書かねばなりません。
 
何しろ場所は伊豆なので海の幸は豊富。お刺身なんかはドンと出てきて、揚げ物もドン、サラダもドン。ドンドンドンですわ!!
今のように食べる前に写真を撮ってSNSにアップするというようなことはなかったので写真が残っていないのが残念。
 
A児氏の発案で最初は朝10時からレコーディングを開始し、夕食前に終わるという健全なスケジュールを立てていましたが、たぶん2日間ぐらいしか持たなかった。どんどん開始時間は遅くなり、だいたい昼過ぎから開始といういつものパターンになってしまいます。
なぜかというと、毎晩酒盛りをしなくてはなりませんので。
よって、この豪華な食事が終わってからスタジオに戻りレコーディングを続行するので食事の時にはお酒はなし。
この辺りは妙にマジメなバンドですね。
終了後の酒盛り用に何種類かの食べ物を確保しておく方式をとっていたような覚えがあります。
 
また、鈴木慶一氏がプロデューサーとして一緒に伊豆スタに行ったときは、これにプラス「野球をする」という行?が加わります。
野球の合間にレコーディングをしていたような気がする。
 
でもメリィさんは伊豆スタに行くといつも便秘になると言ってたなぁ、なんでだろう??

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