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イベント「忘れないで未知子」と大好きなHASAMI group

今日カブトムシという四人組アンサンブルユニットのトークイベントに行ってきた。めちゃくちゃ充実した時間だった。

もともと私はHASAMI groupの青木龍一郎さんという方の音楽や活動が好きで追いかけていたので、青木さんのTwitterから興味を持ち、青木さんと漫画家の龍村景一さんがゲスト出演する今回のイベントに参加した。

イベント参加にあたって事前にカブトムシの音楽だったりラジオ(「忘れないで未知子」という、“第33世界”という地球より高次元の世界で放送されているラジオ。(を、カブトムシが傍受したという設定のyoutube))
もチェックしていたのだけど、マジでなんなのかよく分からなかった。何これって感じで…日本語なのに自分の知らない言語で、それが全員わかっていて当然の概念であるかのように何の説明も無しに進む謎の音声…ここはどこなのか。誰が何のために発信しているのか…
といった印象だった。本当に理解できるのか。意味不明なままイベントが進行して取り残されるのではないか…。
不安に思っていたが、当日行ってみるとカブトムシのみなさんは通常の日本語でお話をされていたのですごく安心した。ゲストの方々も、ほかのお客さんも、忘れないで未知子に関して深い知識を持っているわけではなく、というか情報が少ないから、そのよく分からなすぎる、かつ興味深すぎるラジオ/音楽プロジェクトについてお話を聞こうという会でした。

詳細の感想は色々あるのだけど、一番思ったことは、自由な創作や自分の世界を形にしていく活動って本当に面白いなぁということだった。イベント開始前にカブトムシのみなさんが作った「忘れないで未知子」の世界にまつわる造語や概念についての解説が載ったレジュメや図解を貰って、意味不明だった用語や音声についての理解がようやく少し追いついた。
ここまでの作り込みはすごい。

私も昔から空想をしたり、それを手に取れる形にして残すことが大好きだった。5歳くらいから、自分の中にあった創作世界や物語を絵や文章、仕組みの図解や表としてノートに描いていたことを思い出した。ここまで高次元な創作はしていないと思うけれど、世の中の理屈をイイ感じに無視した5歳の私の作った世界は確実に面白かった。

途中、私も芸術系の大学に進学すればよかったかもな〜とか思ったんだけど、鬼才ばかりで理解できず変に捻くれる可能性があるなと思って(その前に受からない)その後悔はしないことにした。私は私なりにやろう、というか、誰でも、学生でも社会人でも子供でも、アイディアと貫く意思があれば創作で自分を豊かにすることはできるのだという、基礎的だけど忘れがちなことを思い出させてもらえた。彼らはやはり、「楽しいからやってる」という。私ももっと自由になれる、と思えた。

ゲストのお二人もお客さんも含めて、みんな多様な創作に(作り手としても受け手側としても)興味があるとか、自分の好奇心に素直な人が集ってる感じがして楽しかったです。結構マイナーなジャンルを好んでる人たちだと思うし、そういう人達が現実で集まる機会ってなかなかないから、不思議な感覚だった。

あと、青木さんを初めて見て、胸がいっぱいになりました…
私はHASAMIgroup の音楽と詩と、それらが守ってくれる私の中の繊細な景色が大好きだから、ああこの方が、と。

ありがとうHASAMIgroup。大好きですとだけでも直接伝えたかったんだけど、大好きすぎるがゆえ踏み出せず、他の人が話しかけてるところを後ろからもどかしい思いで見ていました。普通にコミュ障発動してしまって色々考えて結局お店を出ました。カブトムシのCDもしっかり予約しました。

でも、これからも限られた愛すべきプラットフォームの中でHASAMIgroupの音楽を抱きしめてゆこうと思います。通学、下校、知らない街を歩く時のあらゆる景色にHASAMI groupのピアノの音は存在している
私の高校生活の中にただ存在してくれたことに感謝しています。
またcoverを勝手に作ろうかな。でもそれより、自分の曲をもっと書きます。



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