無本番・練習日記2021年8月30日~9月5日
2021年8月30日(月)
ジェミニアーニ:ヴァイオリン教本 The Art of Playing on the Violin
音階(C-dur , a-moll)
ボッケリーニ: 6つの弦楽三重奏曲 Op.14-3,4
先週に引き続き、練習の意味を自問自答しながら、何だかんだぼやきつつ練習はしている。バロックヴィオラはジェミニアーニの10番~12番で音出し。モダンヴィオラは音階と、ボッケリーニの弦楽トリオOp.14の3・4番を練習。どれを弾くにしても「こんなに難しかったっけ?」と思いながら弾いている。
どうやら音符の配置決めというのは部屋のレイアウトを考えるのにも似ているらしく、そうするとメトロノーム通りに弾いても音楽にはならないことや、「音を一個一個、置く場所を決めて」という先生の言葉の意味も飲み込めてくる。休符を含めた音符の扱いが変わったので、これがどう演奏に現れているのか気になるところ。この確認作業も仕事の現場で行っていたのだな。一抹どころではない寂しさを感じつつ、練習時間は終了。
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2021年8月31日(火)
音階(C-dur , a-moll)
ボッケリーニ:ボッケリーニ:6つの弦楽三重奏曲 Op.14-4
装飾音符はこんなに難しいものだったか?
もとい今まで、私は装飾音に対してどれだけ無神経な扱いをしていたんだ?
装飾音を単なる「飾り」ではなく魅力ある音として入れるタイミング・長さ・その他諸々に腐心しながらの練習。この入れ方一つが作品の印象も左右する可能性があると知ってから、怖くなってしまった。知るんじゃなかった、知ってよかった。もう知る前には戻れない。「装飾音=短い&記号がややこしい」と思い込んでいた自分には。
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2021年9月1日(水)
練習お休み。
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2021年9月2日(木)
音階(C-dur , a-moll)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 Courante
F.A.ホフマイスター:ヴィオラのための12の練習曲 6番
レッスンの予習を中心に行うべく、モダンのみの練習。演奏に関して物の見方や考え方が変わったら、それがどのくらいの範囲で通用するのか試したくなるのが常。ただ試す際は音符の分量は選んだ方が良いと感じたのが今日の練習で、ホフマイスターはともかくバッハの無伴奏4番のCouranteで試すのは時期尚早だったかと若干反省。床にトランプや、指では回収に手間取る細かい部品をばら撒いてしまった時のような、後悔も含んだ感情だった。
ホフマイスターもやはり今まで気づかなかった、あるいは解決方法が分からないまま有耶無耶にしていた細かい部分が気になりだしたものの、部屋のレイアウトを考えるように音符のレイアウトを考えるのは有用と実感。あとは今まで持ち歩いてきたイメージからの脱却が必要だが、こちらは時間がかかりそう。
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2021年9月3日(金)
ジェミニアーニ:ヴァイオリン教本 The Art of Playing on the Violin
数日弾いていなかったバロックのケースを開ける。ここ数日降り続いている雨の湿度にもめげず、幸い楽器は無事だった。ただし音は高確率でひっくり返る。楽器が無事でも、ご機嫌が良いとは限らない。
13番。装飾音をきれいに入れたくて、昔はまず装飾音抜きの、原型だけ弾く練習がレッスン指導の中に入っていたことを思い出す。何となく捉えていた姿が少し具体的になってきたけれど、そこから装飾音を加えるにはもう一段階あるようで、苦戦を強いられる。脊椎反射的に装飾音と見ればどれも短く早く弾いてしまうのだから、身体に染み付いた感覚を変えるのは難しい。しばらく意識して修正していく以外道はないので、本番が近くないことが幸い、ゆるゆると向き合っていくことにする。
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2021年9月4日(土)
ジェミニアーニ:ヴァイオリン教本 The Art of Playing on the Violin
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番
昨日の練習内容を確認し、定着させる日。そもそも練習は休みにするつもりでいたが、何となく気が向いた瞬間があり、楽器ケースの蓋を開ける。「練習は音出ししない時間にも行われる」の言葉通り、昨日ぐちゃぐちゃと苦戦していた練習の後、ほぼ丸一日かけて頭の中で何か考えのようなものがまとめられたらしい。本格的に自分の中に定着したわけではないので、油断すればすぐに忘れてしまうだろう。ただ練習中気付いたことを一つの考えとしてまとまったのは良しとする。
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2021年9月5日(日)
練習お休み。
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