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「お気の毒」という英単語

夫と家庭内別居をして数ヶ月が過ぎた。

引越ししようと思い、色々物件を当たったが、収入の少ない私は、
そう簡単には、家を借りる事ができなかった。
何度も不動産屋に賃貸の申請をしては、断られると繰り返していた。

前々から、義従姉妹が私を心配してくれていて、
私たちは、メールで色々やりとりをしていた。

彼女は、親族の中でも、司令塔の位置に属していて、
彼女が親族を仕切ってると言っても過言ではない。
それに彼女に話せば、親族のほとんどに情報が伝わるという立場の人であったので、彼女に上手く告げ口ができれば、お義母さんにも間接的に伝わるという事だ。
この離婚の手順に、彼女を味方につけておけば、心強い。

日本の私の身内もいない、この外国で、夫と離婚するにあたり、夫の親族を味方につけておきたいという、私の作戦が始まった。

まず、最初に彼女に、自分が今、どれだけ辛いのかをアピールした所、その翌日には、夫の姉妹達から励ましのメッセージが続々と届いた。
さすが司令塔だ。

Really sorry to hear about what's happened.
『本当にその出来事を聞いてお気の毒/残念です。』
「I’m sorry to hear that.」(それはお気の毒に/残念だったね)意味だから
Really (I'm) sorry to hearは、それは、本当にお気の毒です。
What's happenedは、「What has happened」の省略形で、過去完了ですから、これは過去に起こったことでありながら、今現在においても何らかの影響がある場合などに使われる言葉です。
「(彼の浮気が起こって、それは今も続いている事について)本当にお気の毒/残念です」となります。

We heard about what's happening and we're really sorry. Just wanted you to know that we are here to support you all in anyway we can. xx
『私たちは(義妹夫婦)あなたに何が起こっているのかを聞きました、本当にお気の毒です。私たちは、どんな方法を使ってもあなたをサポートするために、ここにいる事をただあなたに知っていて欲しかったのです。』
こちらのwhat's happeningは、ingがついているので「What is happening」で現在進行形になります。
「anyway I can」は、どんな方法を使っても、何としても、という意味です。「xx」ハグハグの意味ですね。

So sorry to hear about you and him. Hope you are able to sort it out maturely. You will always be part of our family regardless of where you live. Xxx
『あなたと彼とのことがとても残念です。あなたがそれを大人の対応をして解決することを願っています。あなたがどこに住んでいようと、いつも私たちの家族の一員です。』
上と同じ、(I'm) so sorry to hearは、それは、本当にお気の毒です。日本語だと同じ文章になりますが、こちらはReallyの代わりにSoを使っています。「sort〜out」は主に「問題を解決する」というニュアンスで使われています。

この姉妹たちからきたSorryは<同情・共感>を表す意味のもので、謝罪のSorryとは違います。
夫には姉妹が3人います。3人とも私に同情してくれていたので、とても心強く感じました。
外国にきて外国人と結婚して、英語もままならない時には、いつも疎外感を感じていました。それは、やはり私の英語力が低いから、と思っていました。

でも、これから離婚を進めるに当たって、親族みんなが敵じゃないというのが分かっただけでも、気持ちは全然違います。

浮気したのは、夫だから私は被害者ですが、そうは言っても、やはり血のつながりの強さにはかなわないと、思うようにしていますので、いくら親族が私の味方になってくれても、調子に乗らないようにしないと、という事はいつも念頭においています。

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