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【02 聴かせるピアノ演奏術】自分の演奏を客観的に聴く。録音が効果的!

演奏するときには毎回実行!!

自分の演奏を客観的に聴く

聴衆に聴かせている演奏を、演奏しながら自分も聴衆の一人となって、いい音がだせているか、なめらかにメロディが流れているか、右手と左手の音のバランスはどうか、和音の響きはきれいか、ペダル踏み替えは上手くできているか、など聴きます。

弾きながらそんなの難しいー!

という方には録音をオススメします。
オススメというか、上手くなりたいなら録音は誰でもやるべきです。
客観的に聴いているつもりになっていることもあるし、録音は記録が残るのでいつでも聴き直すことができます。 

「録音を聴くなんて残酷だ…」と研修生から言われたことがあります。
確かに、自分が演奏したものを聴きなおすって抵抗があるんですよね。
でもその録音こそが「事実」なんです。

しっかりと自分の演奏を受け止めて、いいところと改善すべきところを分析しましょう。

私もよく本番の演奏を録音して「一人反省会」をやっています(笑)
演奏しながら常に自分の音を聴いているので、だいたいこんな感じで弾いてたな~とわかるのですが、やはり客観的にきくとテンポや全体のバランスが落ち着いて確認できるので録音は大切と感じています。

それともう一ついい点が。

ミスしたところを聴きなおす。人間ですからプロでもミスタッチはあります。聴きたくないところですが、ここはあえて聴きましょう。

なぜ?

意外と自分が思っているほどミスはひどくないからです。
弾いているときは「やっちゃった~!」と心の中では大慌てしていますが、客観的に聴くと「これなら気づかれていないかも。。」と変な自信をつけることができます(笑)
もちろん、ミスタッチと気づかれないように最大限の努力をその場でしていますが、自分が思っているほど客観的に聴くとひどくないですよ。きっと。

もし明らかにミスしていたら録音を何度も聴いて、次はここでミスしないように気をつけようと意識付けできたり、ミスしそうなら楽譜に注意書きしたり、いろいろな対策が取れますし録音した自分の演奏と向き合うことで効率の良い練習ができます。もちろん上達速度もUPしますよ!

ちなみにヴァイオリニストは録画をして確認しています。いい音をだすために楽器の構え方、弓の動かし方もチェックするそうですよ。



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