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抄訳・源氏物語〜帚木〜

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第二帖 帚木
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記事一覧

抄訳・源氏物語〜帚木 その一〜

長雨の梅雨のころ。なかなか晴れ間がない中、宮中の物忌が続いていて、 正妻の葵上がいる左大…

ルカ
3年前

抄訳・源氏物語〜帚木 そのニ〜

恋の上級者と言われている左馬頭の話は、 「そんなに名を知られていない家に思いがけない良い…

ルカ
3年前

抄訳・源氏物語〜帚木 その三〜

こんなに掘り下げて色々と話したのだから、秘密の恋の話などをしてみようとなった。まずは、左…

ルカ
3年前

抄訳・源氏物語〜帚木 その四〜

「私は愚か者の話をしよう。」と頭の中将が話し出した。 「私にはこっそりと通う女がいました…

ルカ
3年前

抄訳・源氏物語〜帚木 その五〜

やっと今日は天気も良くなった。いつまでも宮中にこもっていることもできないので、源氏は久し…

ルカ
3年前

抄訳・源氏物語〜帚木 その六〜

「あまり急なことで」と紀伊守は迷惑がるが、源氏の家従たちは聞いてもいない。寝殿の東面を片…

ルカ
3年前
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抄訳・源氏物語〜帚木 その七〜

空しいひとり寝に、源氏は落ち着いて寝られず目が冴えていた。 この部屋の北側に人のいる気配がして『ここに先程の話の空蝉がいるのか』 と関心を持ち、静かに起き上がって立ち聞きすると、先程の子供の声で 「ねぇ、どこにいるの」とかすれた声でかわいらしく言うと 「ここで横になっていますよ。お客様はもうお休みなられたのかしら。ここと近くて心配だったけど、大丈夫みたいですね」 と言う寝床からの声が、二人よく似ていたので、姉弟だとわかった。 「廂の間で寝られましたよ。噂通りのお姿を拝見できま

抄訳・源氏物語〜帚木 その八〜

「私が間違えるなんて、そんなことありません。ただ私は心のままあなたに会いにきたのに、あな…

ルカ
3年前

抄訳・源氏物語〜帚木 その九〜

鶏が鳴いた。家従たちが「寝坊をした」「早く車の用意を」などと口々に言い出した。紀伊守も起…

ルカ
3年前
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抄訳・源氏物語〜帚木 その十〜

家に着いてからも、源氏はなかなか寝付けなかった。 もう一度会いたい、会ってみたいという気…

ルカ
3年前
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抄訳・源氏物語〜帚木 その十一〜

小君が来たので、源氏は居間に呼んだ。 「昨日は一日中おまえが来るのを待っていたのだよ。私…

ルカ
3年前
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抄訳・源氏物語〜帚木 その十二〜

例によってまた何日も御所にいた頃、源氏は自分に都合の良い方違えの日を待っていた。急な退出…

ルカ
3年前
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