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スイス人気質(スイスでワイン造ってるの? #32)

ぼくはあまりステレオタイプにその国のことや人々のことを言うのは好きではありませんが、今回はスイス在住時や旅行に行った時に経験したことから
へ〜っ、スイス人ってこんな人なんや〜
と感心したりビックリしたエピソードを紹介しま〜す。

それ俺に聞く〜?

バーゼルの街を歩いていたら
おばちゃん「なぁ、なぁ、xxxに行くのはどないしたらエエの?」(スイスドイツ語どころか標準ドイツ語も話せないぼくにはそう言うふうに聞こえました)

ぼく「えーっと、えーっと、この道まっすぐ行って、その先を~右!」(なんとか身振り、手振りで答える)

バーゼルには製薬会社や化学品会社のグローバル本社があり国際的な街とはいえ、どう見ても外国人のぼくに道を尋ねるなんて、なんてオープンな人やね〜。

日本では明らかに外国人に道を尋ねる日本人はほぼいませんよね〜
(写真下はぼくが道を尋ねられたあたり)

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ええのん?

2005-2006シーズンのスイスサッカーリーグの優勝*が決まる試合(FCバーゼル対FCチューリヒ)のチケット(写真下)をネットオークションサイトで入札した時のことです。

支払いも未だなのにいきなりチケットが出品者から通常郵便で送られてきてビックリ!
しかも振込先の情報などの記載が一切ありません…

え、ええのん?」と思っていると、出品者からぴょこんとメールが来て、
「お金は郵便で送ってや〜」とのこと。
全く見知らぬ人、日本では入金確認ができてからでないと発送しませんよね。
なんてのどかで人を疑わないスイス人なんでしょう〜、と感心しきりでした。

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* 勝つか引き分けでFCバーゼルが優勝、かつバーゼルの本拠地開催というバーゼルに圧倒的に有利なこの試合、ロスタイムでチューリヒに決勝点を決められるというバーゼルファンにとっては悪夢の試合でした。
繁華街にあるスイス菓子(レッカリー)店から火の手が上がるなどバーゼルの街は騒然となりました。(タイトル写真は警察隊がスタジアムに入ってきたところ)

チャックあいてるで〜

トラム(市電)の停留所で電車を待っていると、隣に立っていた人が
カバンのチャック開いてるで〜」と親切に教えてくれました。

日本だと見知らぬ人のカバンのチャックが開いていても教えてくれる人は大阪のオバチャンくらいじゃないでしょうか〜
(写真下はバーゼル市内のトラムの停留所)

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それあかんのんちゃうん?

スイスは喫煙に関してはかなり寛容な国です。

それはわかっているのですが、スイス国鉄のプラットフォームではそこかしこでタバコをプカーっと吸っている人があちこちにいるのです。
しかも吸いガラは何気にポイっと線路に捨てるのです!**

とても親切でいい人が多いスイスですが「それはなんぼなんでもあかんのんちゃうん?」と思うこともあります。

** 2019年6月1日より駅のホームでは灰皿の付近の区画以外では禁煙になりました(と言っても日本のように完全禁煙ではありません)
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文中ではスイスの人がみんな関西弁を話しているように書きましたが、本当に関西弁を話しているんです(うそやでー)。
標準ドイツ語を話す方からすればスイスドイツ語は、関西以外の人にとっての関西弁以上に分からないらしいですよ。

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Beyond the Glass
ワインと通じてスイス文化を日本のみなさまへ
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