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ヴィーノサローネのInstagramは、こうみる

Vol.042
そろそろ、新しく3種類のワインをラインナップするところですが、ここにきて、「ヴィーノサローネのInstagramの見方を、あらためて教えてほしい」という声をいただきました。
「あらためて教えてほしい」……、うれしい言葉ですが、実はこれまでnoteで説明したことはありませんでした。試飲会や、なにかの拍子で直接お会いした方に、ヴィーノサローネの“Instagramのからくり”をお伝えするだけでした。「えっ、からくりがあったの?」と思われるかもしれませんね。一つひとつ、お話します。
 

用例として、「ヴォドピーヴェッツ」について説明します。
現在、販売中の「ラディコン」「グラヴネル」「パラスコス」「カンテ」「スキオペット」の
写真の配列でも、同様の説明を展開しています。


上の写真をよくみてください。
左から、「ヴォドピーヴェッツ」「ラディコン」「グラヴネル」のワインボトルが並んでいます。いちばん左の「ヴォドピーヴェッツ」にのみ、黄色い矢印をデザインしました。これは、今回の説明のためであって、ヴィーノサローネのInstagramに矢印はありませんよ。
 
さて、本題です。
上を向いた矢印は、写真の順を追って、その“ワインの内容”を指しています。まず、ボトル下方(ボトルの写真は縦に2枚並んでいます)の写真をクリックすると、“主の熱きコメント!”として、ここでいえば「ヴォドピーヴェッツ」の品種の特徴やブドウ畑のテロワールをはじめ、テイスティングノートをたっぷりと記しています。
 
その上の写真は、造り手のポートレート。クリックすると、「土着品種ヴィトフスカの探求者」と題して、オーナー兼造り手のパオロ・ヴォドピーヴェッツさんの人と成り、ワイン造りにかける思いを描いています。そのひとつに、ワインの味は、どんなイメージで理想の味に近づけているのかを、ワイナリーのウェブサイトやインポーターの資料から得た情報をとおして、主が編集し、少しでもみなさんに届くように説明しています。
 
その上のモノクロ写真は、エチケットに話題を向けています。写真をクリックすると、ワインの顔となるエチケットにたっぷりと情報が詰まっていることがわかります。ワインが誕生した時代背景や、エチケットのデザインの意味などを読み解きながら、ワインの個性に迫ります。
 
さらに、その上。“ワイナリーに潜入”とタイトルのついた写真。まさに、ワイナリーの内部に入り込んだ写真を主体に、いかにして発酵や熟成を展開しているのか、ひもときます。さらに、樽はなにか、どんなワイナリーの環境をつくりだしているのか……、気になる疑問を解消します。
 
そして最後は、ブドウの写真です(ほとんど切れてますけど)。ここでは、「ヴォドピーヴェッツ」の原料となるブドウ、ヴィトフスカの持ち味を解説し、個性的な土着品種の理解へ近づけます。
また、ブドウ畑の写真を置く場合もあります。たとえば、右横の「ラディコン」。ブドウ畑の立地や気候、テロワールを説いています。
 
これがヴィーノサローネInstagramの見方です。ワインボトルの写真を起点にして、上に、上に向かってそのワインがどういったものか、いろいろな角度から理解が深まるように仕掛けているのです。
簡単にまとめると、ボトルの上の4つの写真で、1)造り手の人と成り 2)エチケットの読み解き 3)ワイン醸造の心臓部ワイナリーへ 4)ブドウの種類やブドウ畑の環境、となります。
 
是非もう一度、Instagramで各ワインと写真を確認してみてください。
 
次回の“ディアリオ ヴィーノサローネ”に続きます。

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