見出し画像

制限がある中でも、人生の主人公として何がしたいか?

〜人生のオーナーシップを自らの手に〜Vol.13

『母も自分の人生の主人公を生きてほしい』

コーチングのトレーニングワークショップ
(以後、トレーニングWSと略記します)に参加してきました。
※長丁場のコーチングワークショップに参加するのは、本当に久しぶり。

これは、アドレー心理学を基盤としたコーチングでして、
アドラー心理学は主に
_________________________________
主体論:どんな人も「人生の主人公」

目的論:どんな行動にも「目的がある」。だから問題の原因を追及するに留まらず、本当の目的に気づいて、行動を起こすことで、得られるものが変わる

認知論:人は物事の捉え方(認知」に基づいて生きている。認知が変われば現実が変わる
_________________________________
といった考え方を持っているものです。
このアドラー心理学は、僕も大好きな「7つの習慣」にも影響を与えていて自分も随分と影響を受けているので、それを基盤としてコーチングにも興味を持ったので、参加してきました。

主体論の、どんな人も「人生の主人公」という考え方は
僕が大切にしている「人生のオーナーシップを自らの手に」を
そのまま伝えてくれているものですね。

そんなコーチングのトレーニングWSで体験したコーチングの中で見つかった僕の思いが
前述の
『母も自分の人生の主人公を生きてほしい』
というものでした。

それは、参加者同士がコーチ・クライアント役になって
コーチングの練習をする機会があり、僕がクライアント役となった時の事でした。
自分が目指したい状態に向けて、応援やサポートをして欲しい対象者との関係で
(応援して欲しいのだけど、若干旨くいっていないなと感じる相手)
自分だけで無く、その相手の気持ちも深めてみることで、関係への認知を変え、より良くするための行動が無いかを考えてみるといったものでした。

今回僕はテーマとして母との関係を取り上げ、コーチ役の方のサポートを受けながら深めてみました。

母の面倒を看ながら、(僕が自分で選択をしたにも関わらず)負担にも感じている僕の立場と、母の立場とで双方の気持ちを出して双方の立場同士で対話をしながら進めていきました。
日頃何気なく伝えている言葉だけに限らず、自分は、「本当は何を伝えたいのか?」を深く掘り下げてみることも良い経験ではありましたが、それ以上に母がどのような気持ちなのか?を母の立場になりきってみて掘り下げることには大きなインパクトがありました。

1人息子の世話になりつつ、思うようにいかない自分の身体を持て余し、息子に負担を掛ける存在(足手まとい)にはなりたくない気持ち。また週に3度の看護師訪問に、様々なことを委ねざるを得ない状態から来るある種の無力感。

そんな毎日を過ごしている中で、むくむくと、自分の存在価値を確認したい、証明したい気持ちが湧いてきても不思議では無いなと思えました。
(ついつい、僕自身にストレスが溜まって、口げんかが増えてきたりもするので、余計に)
_________________________________
だとすると、
自分の無力感を打ち消し、息子から自分が愛されている、大事に思われていることを実感したいがため(目的論)
母は僕に対して、様々な要望をしてきているんじゃないか?
制限まみれの状態において、自分が自分の人生の主人公である(主体論)ことを見失いかけているんじゃないか。
_________________________________

母の立場になりきってみて、そんな母の現状が想像できました。(本当かどうかは判りませんが)

そう考えると、自分が母に対してどのように関わって行くと、自分のストレスも軽減していくのかということが見えてきました。

母が母自身の人生の主人公であることを思い出させてあげること。
それと同時に、僕自身も自分の人生をしっかりと歩いて行くために、サポートには限界もあることを主張すること。
制限まみれの中でも、何をしたいのか?
公的サービスを活用しつつ、何ができるか?やってみたいか?
を問いかけてみることが、やってみたいこととして、見つかりました。

(これの良いところは、ストレスが溜まる僕さえ、我慢すれば問題は解決するだろうといった、対症療法的な解決法では無く、別の視点からみた解決案が見つかっていることですね。)

家に籠もりがちになっている母に対して、気分転換も含めて
やってみたいことを帰宅後に早速質問してみました。
すぐには答えは返ってきませんでしたが、一歩一歩取り戻してもらえるよう問い続けていきたいなぁと思っている次第です。
_________________________
自分が大切にしている「人生のオーナーシップを自らの手に」という世界観やこの言葉の言霊が僕に体験させてくれたこと、僕が思っていることを発信していく時期に来たという感覚に従い、不定期ではあるものの、発信を始めてみました。
(何も真理を説くつもりはありませんし、どれも私の仮説です。)
ご覧になって頂いた方の何かしらの参考や刺激になれば嬉しいです。
では、また。
エグゼクティブ・コーチ
ヴィニー垂水

自分の人生のオーナーとして主体的に生きることで、自分が持つリソースを気づき、最大限に活かすマネジメント・リーダーシップを発揮したいという方は↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?