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Robert Mondavi (Oakville AVA)

Charles  Krugワイナリーのマーケティング部のヘッドとして働いていたRobert Mondaviは、弟のPeterとともにヨーロッパへ行き、ぶどうの育て方やワインの作り方について学んだ。それを、Californiaへ持ち帰ったのが1940年代。

1966年、Robert Mondaviは家族と共に、自分達のワイナリーを作る。もともとCharles Krugがぶどうを買っていたTo Kalon Vineyardを購入し、禁酒法が解除されて以来、当時としては最新の醸造用機械、技術を取り入れたワイナリーだった。


ちなみに、To Kalon VineyardはNapaでは最高峰のぶどうが穫れるブランド畑だ。洋服で例えるなら、GucciかLouis Vuittonといったところだろう。現在は、Stags LeapやCarnerosにも畑を持ち、気軽に飲めるお手頃ワインから高級ワインまで、様々な種類のワインを作っている。


 また、北アメリカで最初にSauvignon Blancが植えられたのは、このTo Kalon Vineyardの「I-block」だ。I-BlockのSauvignon Blancは、ワイヤーで枝を固定することもせず水も与えず、限りなく自然なままで育てている。MondaviではSauvignon Blancのことを「Fume  Blanc」と呼んでいる。


2004年、歴史あるMondavi EstateはConstellation Brandsに13億6千万円で売られた。


主なワイン

1. Reserve To Kalon vineyard Cabernet Sauvignon 

60年代 最低限のマセラシオンでタンニン優しめ

70年代 マセラシオンを少し長めに、力強いワインを目指す。タンニン強め

90年代 エレガントなスタイルに戻る。

2. To Kalon Vineyard I-Block Fume Blanc

100% Sauvignon Blanc, ボーンドライ。 


10/14/2020

コロナ波の狭間にテイスティングに行った。さすがに、ツアーはさせてもらえず厳戒態勢。ワインもFume BlancとOakville Cabernet Sauvignonのみで、歩き飲みだった。Fume Blancはバター香がなく、酸味が強くレモンやグレープフルーツ、リンゴなどの香り。今度は、To Kalon Cabernet Sauvignonを是非テイスティングしたい。



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