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葛西神社(東京都葛飾区)

 私の地元の一番大きな神社が、葛西神社。
 ということで、最初に葛西神社のご紹介をしたいと思います🎵

 この葛西神社、香取神社(ご祭神:経津主尊)と同じ神様が祀られています。葛飾区でも唯一酉の市が執り行われるほどで、”東京都東部、三十三郷の総鎮守の杜”と言われるほどの規模の神社。
 また、祓戸四柱神があり穢れを清められるだけでなく、周辺の社が集合したり、遠方の社から分霊で祀られていたり他にも多くの社があります。
 福神(大黒天)、弁財天(市杵嶋姫神)、道祖神(猿田彦神)、建御名方神、倉稲魂神、菅原道真命、日本武尊、木花咲耶姫神、天照大神、罔象女神といった神様。

 さらに、徳川家康公より御朱印を賜ったり、勝海舟、東郷平八郎直筆の碑があったり、葛飾区最古の鳥居があったり、この地方の伝統的な祭囃子発祥の地でもある、御利益盛りだくさんの神社です。


神社情報

所在地:東京都葛飾区東金町6-10-5
ご祭神:経津主尊・日本武尊・徳川家康命
公式HP:http://kasaijinjya.world.coocan.jp/


なりたち(由緒)
~こちらでは、公式サイトに掲載されている情報を、よりわかりやすく言葉をかみ砕いてお伝えしています~

 創立されたのは平安時代末期(1185年)、という長い歴史を持つ神社。
 こちらのメインで祀られている神様「経津主尊(ふつぬしのかみ)」は、元々は香取神社の神様です。
 それを分霊(神様の霊を分けていただいて祀ること。ハリーポッターで分霊箱、というワードがありましたね。)し、おそらくは、葛西神社とつけられたのでしょう。

 そもそものこの土地は、伊勢神宮(天照大神さま)の神饌(神様へ捧げるお食事)を用意する、御厨(みくりや)の土地でした。また、伊勢神宮、香取神社の御神税も納めたり、定期的に土地の農民が香取神社造営の役目も務めていました。

 江戸時代、かの徳川家康公が来訪した際、この社に伝わる伝統の操り人形芝居の神事を見て、11月に祭祀せよとの命と、御朱印を頂戴したそうです。

 明治に香取宮から香取神社、やがて葛西神社と改められました。


ご祭神

 日本神話の神々は、その成り立ちや名前の由来などが諸説様々にあるものです。

経津主尊(ふつぬしのかみ)[ 刀剣・武の神 ]

フッと勢いよく、モノを断つ剣。気が引き締まるような、神々しいような雰囲気、ありますよね。(私は小さいころから時代劇が大好きだったので、とてもイメージしやすいです(笑))そこにいらっしゃる神様です。

  日本神話の神様で、日本書紀に登場します。
 日本の神々の祖である伊邪那岐(イザナギ)が軻遇突智(カグツチ)を斬った時にその血から生まれた神、さらにその御子の神から生まれた神です。

 元々香取神社で祀られているのをご分霊いただいて、葛西神社で祀っています。

日本武尊(やまとたけるのみこと)[ おとりさま ]

 日本の歴史で有名な皇子の一人ではないでしょうか。
 現在の九州地方、関東地方を征討を担った武勇により有名になった方です。日本武尊の魂が白鳥となり天に昇った、とされることから、『おとりさま』とのご縁ができ、各地の酉の市はこちらに由来します。
 葛西神社では、『三峰神社』のご分霊が祀られており、11月の酉の市も開かれます。

徳川家康命(とくがわいえやすのみこと)[ 東照権現さま ]

 知らない者はいない全国を統合し、江戸幕府を開いた方。その大きな業績により、神格化されました。家康公が来訪した際に社伝統の操り人形芝居をご覧になったことで、御朱印を頂戴したご縁から、本殿に合わせて祀られています。
 4月には、東照宮祭が開かれます。


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