愛してるから恋されたい

　こんにちは、お久しぶりです。

　さっちゃんです。

　相変わらず、あの子のことが好きです。

　でも、最近寂しいなあと思うことが増えています。

　それは多分「恋されていない」から。

　私はあの子のことが大好きです。大事で大事でたまりません。あの子も不器用なりに私を愛してくれているように思います。

　それでも、それは恋では無いのです。

　きっと私は恋されたいのだと思います。

　恋をされて、恋をして、その人を私のものにしてしまいたいのでしょう。

　私だけの人間が欲しいのです。

　贅沢で欲深くって、それでも多くの人が求めずにはいられないこの願望。

　例に漏れず私もそうでした。

　あの子は私のものではありません。そういうところが好きで、そういうところが嫌いです。

　あの子が私のものになってくれたらいいと思うのに、きっとそれは絶対に叶わないことだと知っています。

　あの子はいつか私の元から飛び立って、大きな世界に出るのです。それはとっても喜ばしいことです。

　けれどちょっぴり、苦しいです。

　私のことを一番にしてくれる人、どこかにいるかしら。

　でもきっと私はその人を一番にはしてあげられないから、私の一番はあの子だから、やっぱり無理なお願いね。

　心の中にこっそりしまっておくことにします。

　それでは。