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生ヴィヒタのシーズン

おはようございます。諸星です。日曜の朝です。どんな気分のお目覚めでしょうか?私はマルシンスパの朝ウナ行けばよかったなーと後悔している朝です。
さて、本日はこの内容のお問い合わせが多いので生ヴィヒタについて書きたいと思います。よろしくお願いします!

「収穫シーズン」
ヴィヒタは白樺から作られます。意外にも白樺から作られているというのも知られてないことが多いです。それはそうですよね、知ってる人の方が珍しいですから、、、
白樺は落葉樹です。読んで字の如く、落ちる葉の樹木です。一年を通して葉がずっとついている訳ではありません。ですので作れるシーズンが限られています。
白樺が葉をつけるのは5月初め〜9月下旬まで、このシーズンにしか作れません。
そして、生はヴィヒタを作り立て、採れたての物をいいます。やはり乾燥させたものよりもはるかに香りが強く3倍は香ります。生は人気で貴重な物。
5月ごろの葉が一番良いです、若葉で蕾もなく虫や卵の付着も少ない。香りは一瞬マスカットのようなフルーティーな香りの後に新鮮な青葉の香りがふわっときます。白樺独特の香りで言語化できてなく抽象的な香りの説明になってしまいますが、とにかく香りは間違いないです。森林の香りや爽やかな木々の香りなどおっしゃる方もいますがそれでは説明がつかない程、嗅いだことがない香りだと思います。それでもって非常に良い香り、やみつきになる香り。しかし、これを言葉で伝えなければいけないと思うのです、知らない人がヴィヒタに少しでも興味を示してくれるために。ヴィヒタを周りに進める方がプレゼンしやすいように。良さを伝える時は熱量も大切ですが、言葉が必須です。香りを言葉で伝えたい。
これを言語化するのは私の任務だと思っております。ですので、皆様、コメント欄にて香りについての言語化を応募していますのでジャンジャン書いてください。

おいおいおい!!!!!

「今年製作した国産乾燥ヴィヒタ」
上の画像はヴィヒタを製作している時の画像です。作り方などはまた別の機会に話そうと思います。このシーズンは毎週、山梨長野に行きます。そして生の販売分とサウナ施設様からの予約分と乾燥をする分と大量に作らなくてはいけません。
乾燥を300本近く作りました。しかし、私の管理不足と今年の梅雨が雨続きだったことからカビを生やしてしまい、売り物にならなく実家の畑で半分以上を燃やしました。。。今年の努力と働きを本当に無駄にしました。いざ、残ったヴィヒタを100本くらい販売しようと思い、サウナ室でテストしました。すると、、今販売している(ただいま売り切れです、申し訳ございません)ヨーロッパ産のヴィヒタの香りに比べると劣る、と思い販売をやめました。ヨーロッパ産より国産のヴィヒタは香り的には優しい葉の香りがするものの香りが残らない、ドアを開閉するときに外までふわっと香りがこない。ここを推せる!という香りの良さがあれば良いのですが、、、私たちは香りを一番の審査基準にしているのでそこをクリアしていなければ難しい。そしてウィスキングをする熱波師さんが枝が弱いから折れやすい。という意見なども踏まえてやめようと思いました。
そもそも、日本という国がある位置から白樺の成長に限度があるのです。白樺がよく育つのは寒くて太陽の日がよく当たるところです。北欧は夏でも20℃くらい冬は−10℃くらいです、(もっとすごいところもあります)そして夏、葉が成長するシーズンに白夜が訪れ、17時間位、葉が日に当たり続けます。夏なのに涼しく一年の平均気温が5℃などです。(場所によって異なります)白樺にとっては完璧な環境で、すくすく育ちます。日本の気候と比べると残念ながら白樺が大きく強くなる環境ではないのです。
来年は国産の香りを一番生かすことのできる生オンリーで国産物は生産しようと思います。
生は国産、乾燥はヨーロッパ産で香りは間違いない物を販売できるように整えます!
来年はヴィヒタを作る方が増えそうです。ヴィヒタブームが巻き起こるかもしれません。楽しみですね!
残りの100近くも燃やそうとしましたが、無駄にしたくない思いから国産の良さを違う形にして販売しようと考え、ただいま製作中です。ぜひそちらもチェックしていただけたらと思います。

読んでいただきありがとうございました。


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