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【好きなワインの見つけ方】①ぶどう品種のお話

こんにちは。
今日は「好きなワインの見つけ方」についてお話したいと思います。

よく色々な方から、「ワインはよくわからなくて・・・」とか、「沢山種類がありすぎて、何を飲んだら良いかわからない・・・」といった事を聞きます。

ワインは世界中で様々な生産者によって作られていますから、確かに種類は無数にあるんですよね^ ^
お気持ちはとてもよくわかります。

もしかしたら、これまで本当に自分に合うワインを見つけられていない為に、ワインに対して抵抗がある方もいるかも知れません。

なので、沢山種類がある中でもなるべく早く自分の好きなワインを見つける方法についてお話したいと思います。

自分の好みのものを見つけるには、大きく以下の三つの要素を考えると良いと思います。

①ぶどう品種
②生産地
③造り手

そしてこの①②③の順番で徐々に好きな物を絞っていくと、割と早く自分の好みのワインにめぐり逢えると思います。
この順番が結構大事です。

何故なら、①より②、②より③の方が選択肢の数が多いので、まずは選択肢の少ない①の主要なぶどう品種の中から好みの物を選ぶ事で、②や③の選択肢を狭めていく方が簡単だからです。

何も考えずにあてずっぽうに飲んでみるのも、それはそれで冒険としては面白いのですが、ワインの味わいに特徴を与える要素を考えながら飲むのも楽しいですよ(^-^)

まず今回は、①のぶどう品種についてお話しますね🙋‍♂️

ワインの味わいに大きな特徴を与えるベースになるのは、何と言ってもぶどう品種だと思います。
一般に流通している主要ぶどう品種はある程度限られているので、その中から自分の好みに合うものを押さえておくと、ワイン選びが一気に楽になります。

ものすごく大まかに白ワインの主要ぶどう品種は以下があります。

【白ぶどう】※カッコはワインの味わい
・シャルドネ(果実味豊かでボリューミー)
・リースリング(華やかで酸味しっかりめ)
・ソーヴィニヨンブラン(ハーブとミネラル感)

また、同様に赤ワインの主要ぶどう品種は以下があります。

【黒ぶどう】※カッコはワインの味わい
・カベルネ ソーヴィニヨン(渋みしっかり)
・メルロー(柔らかな果実味)
・シラー(ワイルドな渋み)
・マルベック(シルキーなコクあり)
・ピノ ノワール(渋み控えめエレガント)

上記の中には複数の品種とブレンドしてワインにする事がありますが、その場合でもメインで使われる事が多いので、比較的味わいの特徴が掴みやすいです。

そして、ワインのラベルに上記の品種名が書かれている事が多いので、店頭でも見つけやすいです。
もしわからなかったら、ワインショップで店員さんに品種名を聞いてみてください。

白ぶどうは品種によって主に酸味に違いがあり、黒ぶどうは品種によって主に渋みに違いがあります。
あとはご自身が実際にどう感じるか?といった感性が一番大事なので、是非上記の品種のワインを飲んでみてください🍷🍇

まだまだ他にも沢山品種がありますが、まずは主要ぶどう品種を押さえておいてから、徐々に他の品種を知っていけば良いのではないかと思います。

また参考までに言うと、ぶどうの樹の樹齢はある程度古い方が美味しいワインを造れます。
ぶどうの樹は人間の成長過程と良く似ていて、樹齢20年〜30年くらいの樹になると立派なぶどうの実を付け、40年〜50年になってくると徐々に実がなるぶどうは減ってきますが、そのぶどうから造るワインは極上のものになります。

主な理由としては、樹齢を重ねる程に地中深く根を張っていく為、複雑に広がる地層から色々な養分を吸い上げ、その全てがぶどうに結実されてワインの味わいも豊かなものになるからです。

ですから、ぶどうの育つ土地の個性もワインの味わいに影響を与えやすいとも言えます。

次回の投稿では、②の生産地についてお話するのでお楽しみに!

ちなみに、この投稿にある写真のぶどう品種はピノ ノワールです。
この品種はとても繊細なのでその土地の個性が出やすく、更に言うと造り手の個性や生産年の特徴も出やすいと思っています。

そんな奥深い所に魅力を感じていて、自分はピノ ノワールの虜です^ ^

それではまた。

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