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あらかじめnote 6月11日 おかしなおかしなかさ

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 6月11日は「傘の日」。

 というわけで、今回紹介するのはこのお話。

 雨の日に、傘を持って駅までパパを迎えに行ったのび太。

 すると、しずちゃんが雨宿りをしているのを見かけます。

 のび太は「ふたりで一本にはいるから」と、もう一本の傘をしずちゃんに貸してあげました。

 それを見ていたジャイアンが、強引にもう一本の傘を借りて行ってしまいます。

 駅にまだ着かないのび太を心配して、ドラえもんが様子を見に行くことに。

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第19巻『おかしなおかしなかさ』より

 矢印の方向に進むと、探している人の元にたどり着ける傘です。

 のび太は一人、お店の軒下で泣いていました。かわいそうに。

 ようやく駅に到着。傘を取られたのび太に代わり、ドラえもんがパパの差す傘を出してくれました。ポケットから。

 初めに取り出したのは星条旗のような柄の派手な傘。「おいわいの時に使うかさだよ

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第19巻『おかしなおかしなかさ』より

 差すと音が鳴って、紙吹雪やテープが大量に降り注ぎます。いらねえ。

 「こんなのさして歩けない」というパパ。次にドラえもんが出したのが
オルゴールがさ

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第19巻『おかしなおかしなかさ』より

 何より道行く人の表情が笑える。「赤ちゃんがよろこぶよ」って誰に言ってるんだよドラえもん。

 「かざりのついていないの」というパパのリクエストに応えた傘がこれ。 

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第19巻『おかしなおかしなかさ』より

 「うでの力を強くする、なまりのかさ」でした。どうしてドラえもんはそんな傘持ってるんでしょうね。

 いいのがある、と言って出したのが

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第19巻『おかしなおかしなかさ』より

 先端についている動物はコウモリの顔ですが、見様によってはネズミにも見えます。
 コウモリは別名を「飛鼠」と言うように、ネズミによく似ているのですが、ドラえもんは平気なのでしょうか。

 さて、この傘を差すと傘が羽ばたき始め、パパの体が宙に浮かびあがりました。
 そのまま、ものすごい勢いで飛んで行ってしまいます。

出典:ドラえもん てんとう虫コミックス第19巻『おかしなおかしなかさ』より

 パパの一大事にのび太は「あまり、うれしそうじゃないね」と極めて冷静。ドラえもんもフーンって顔してますし。

 「タケコプター」で探しに行くと、木の上にしがみついているパパを発見。コウモリはどこかへ飛んで行ってしまったようです。

 パラシュート型の傘で地上へ降りたパパ。いつのまにか、雨はあがっていたようです。

 せっかく持って来たんだから、と最後の傘を出したドラえもんでしたが……。

 と、いうのが今回のあらすじです。

 傘に文字通り振り回されるパパがひたすら面白いお話。最後に登場する傘は『ねがい星』(てんとう虫コミックス第10巻)や『無人島へ家出』(てんとう虫コミックス第19巻)にも登場していますね。

 ではでは。
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