ヴィガノ大司教の全世界ロザリオ十字軍のためのメッセージ「霊的な戦いに直面し霊的な武器が必要。各地で人々は公にロザリオを唱え始めている。人間の力だけでは脅威に立ち向かうことはできない。」(2022年1月6日)
[編集者注]
【訳者の言葉】
秋田の聖母は、第3のメッセージ(1973年10月13日)でこう言われました。
「愛するわたしの娘よ、これからわたしの話すことをよく聞きなさい。そして、あなたの長上に告げなさい」(少し間をおいて)
「前にも伝えたように、もし人々が悔い改めないなら、おん父は、全人類の上に大いなる罰を下そうとしておられます。そのときおん父は、大洪水よりも重い、いままでにない罰を下されるに違いありません。火が天から下り、その災いによって人類の多くの人々が死ぬでしょう。よい人も悪い人と共に、司祭も信者とともに死ぬでしょう。生き残った人々には、死んだ人々を羨むほどの苦難があるでしょう。その時わたしたちに残る武器は、ロザリオと、おん子の残された印だけです。毎日ロザリオの祈りを唱えてください。ロザリオの祈りをもって、司教、司祭のために祈ってください。
悪魔の働きが、教会の中にまで入り込み、カルジナル【枢機卿】はカルジナルに、司教は司教に対立するでしょう。わたしを敬う司祭は、同僚から軽蔑され、攻撃されるでしょう。祭壇や教会が荒らされて、教会は妥協する者でいっぱいになり、悪魔の誘惑によって、多くの司祭、修道者がやめるでしょう。特に悪魔は、おん父に捧げられた霊魂に働きかけております。たくさんの霊魂が失われることがわたしの悲しみです。これ以上罪が続くなら、もはや罪のゆるしはなくなるでしょう。
勇気をもって、あなたの長上に告げてください。あなたの長上は、祈りと贖罪の業に励まねばならないことを、一人ひとりに伝えて、熱心に祈ることを命じるでしょうから。・・・」
(さらにつづけて)
ロザリオの祈りをたくさん唱えてください。迫っている災難から助けることができるのは、わたしだけです。わたしに寄りすがる者は、助けられるでしょう。」
イエズス・キリストは、御自分の十字架によってこの世の贖いをなしとげました。洗礼を受けることによって、聖寵の秩序を回復することができるようになりました。しかし、反キリストの勢力は、数百年前から、全世界におけるカトリック教会の権威に取って代わる別の世界権威を作ろうとしています。それが新世界秩序(New World Order)です。これに対抗するために、ヴィガノ大司教は全世界ロザリオ十字軍(World Rosary Crusade)にすべての人を招いています。ヴィガノ大司教は、聖母の招きに答えるかのように、ロザリオの祈りを勧めています。
2022年1月7日
マルコ・トサッティ
親愛なる「Stilum Curiae」の友人と敵の皆さん、私たちは、カルロ・マリア・ヴィガノ大司教から、今起きている霊的な戦いに参加するための以下のお招きをお受けしましたので、大いなる喜びをもって発表します。どうぞお読みください。
カルロ・マリア・ヴィガノ大司教の全世界ロザリオ十字軍のためのメッセージ
Memorare, piissima Virgo Maria,
a sæculo non esse auditum
quemquam ad tua currentem præsidia,
tua implorantem auxilia,
tua petentem suffragia
esse derelictum.
Sanctus Bernardus
慈悲深き童貞マリア、
御保護によりすがりて、
御助けを求め、
あえて御取り次ぎを願える者、
一人として棄てられしこと、
世に聞こえざるを思い給え。
聖ベルナルド
二年にわたる嘘と欺瞞の末、グローバリストの寡頭政治に服従させられた人類は、リヴァイアサンの尾による最後の一撃を目の当たりにしています。真実が多方面から明るみに出て、多くの人々の詐欺と裏切りが明らかになる一方で、リヴァイアサンは、基本的自由の制限や、脅迫に屈しない人々の隔離、反対者の犯罪化を正当化するための「健康緊急事態」の名の下に、私たちを強制的に奴隷にするための不条理な法律をますます義務付けることによって、その怒りを噴出させたがっているように見えます。
【注:リヴァイアサンは、旧約聖書に出てくる海の巨大な怪物(レヴィアタン)に由来する表現で、巨大で凶暴で強力な共和国を比ゆ的に例えている】
私たちは、この戦いの霊的な次元を理解しています。その戦いでは、実験室で作られたウイルスが、新世界秩序(New World Order)が長い間、細部にわたって計画してきた、あのグレート・リセットを実現させ、キリスト信者としての私たちのアイデンティティーの痕跡をすべて、そして宗教が社会に与えてきた文明と文化の遺物も、一緒に消し去ることになろうとしているのです。
また、私たちは、当局者たちが自らの役割を裏切る際に関与しているのは、国家の運命を左右する人々だけでなく、カトリックの位階階級もいて、キリストの教会をグローバリズムのイデオロギーのしもべに変えようとしているということも理解しました。私たちは、「ディープ・ステート」と「ディープ・チャーチ」が、天主と人間に敵対し、地上に反キリストの国を打ち立てるために同盟を結んでいることを、落胆しながら見てきたのです。
童貞聖マリアがファチマの幼い牧童たちに、地獄の苦しみと地獄に落ちた霊魂たちを見せようとお望みになったように、私たちも、グローバリストのエリートが地上に作りたがっている、地獄のような社会のモデルを見せられているのです。それは、天主がおられず、真理もなく、善もない社会であり、そこでは、死、憎しみ、不信仰、悪徳、罪が支配し、被造物が創造主に反抗するのです。
そのような霊的な戦いに直面したとき、霊的な武器が必要となります。このことは、何千人ものカトリック信者、特に男性によって理解されており、彼らは、世界各地で祖国解放のために公にロザリオを唱え始めています。これらの賞賛に値する勇気ある動きは、キリスト教の復興と信仰の再生の始まりであり、同時に、天主の御母に対する荘厳な崇敬の行為でもあります。
人間の力だけでは、迫り来る脅威に立ち向かうことはできません。このため、祈りに依り頼み、人類の敵【悪魔】と戦うために童貞聖マリアが私たちに与えてくださった無敵の武器をもって、天主の御助けを求めることが、いかに重要でかけがえのないものであるかを、私たちは理解しなければなりません。
私は、至聖なる童貞の力強い取りなしによって、解き放たれた悪の勢力に対する天主のご介入と勝利を獲得するために、全世界ロザリオ十字軍(World Rosary Crusade)に参加してくださるよう、すべての人をお招きします。私の願いは、ロザリオ三環(三つの"冠")の祈りを唱えることによって、皆さん全員の願いと一つになります。
世界のすべての国、すべての都市で、私たちの祈りの叫びが、確信をもって大声で、天に上げられますように。艱難に捕らわれた子どもたちのように、私たちは、私たちの母の足元に身を投げ出し、母が私たちの願いを聞いてくださるという確信をもって、母に祈り求めます。聖ベルナルドの次の言葉を、私たちの祈りとしましょう。「慈悲深き童貞マリア、御保護によりすがりて御助けを求め、あえて御取り次ぎを願える者、一人として棄てられしこと、いにしえより今に至るまで、世に聞こえざるを思い給え」。
家庭で、教会で、街の通りで、街の広場で、ひざまずいて祈りましょう。私たちは皆、聖なるロザリオの童貞の御助けを必要としていることを認識し、地獄の混沌に対抗する天主の秩序をたたえ、十字架のふもとで私たちに母として与えられ、歴史を通して常にそうしてくださったように、母として私たちを愛し助けてくださる聖母に、すべての望みを置くのです。
この十字軍に小さな子どもたちも同行させ、その無垢さが天を動かしますように。高齢者と病人もまた私たちと一致し、私たちの主イエズス・キリストのご受難と一致して、苦しみを捧げますように。悪魔は子どもたちの祈りと苦しむ人々の償いを恐れます。なぜなら、悪魔は、清さと犠牲において、自分を打ち負かし給うたキリストの姿を見るからです。
私たちの心からの祈りが、あらゆるところに響き渡りますように。私たちはすべての恵みの仲介者にお願い申し上げましょう。私たちの世界の破壊、私たちの自由の破壊、私たちのアイデンティティーの破壊、私たちの愛情の破壊を、終わらせてくださいますように。
童貞聖マリアよ、私たちは御身に懇願いたします。私たちの目を開いてくだい。絶望の淵、憎しみ、社会的対立に追いやられることなく、私たちの体と霊魂を攻撃するために分裂の種をまく人々におもねることがありませんように。
私たちは、御身に請い願います。遺伝子血清が子どもたちに及ぼす影響を知らずに躊躇している親たちの心を照らしてください。医師たちに、患者を治療し、冷笑的で効果のないプロトコルを実行させないでください。国の政府、地方自治体、すべての秩序の管理者たちを動かして、共通善のために働き、モラルのない独裁者たちに従わないようにしてください。
私たちは、御身に懇願いたします。権力と金銭への渇望に目がくらみ、天主に対する、そして御子が十字架上で贖い給うた人々に対する最も重大な犯罪の共犯者となっている人々を回心させてください。
私たちは、御身にお願い申し上げます。主がご自分の群れを託され、すべての霊魂についての説明をお求めになるであろう司牧者たちを回心させてください。
そして、このことが実現するように、私たちの罪と諸国家の公の罪の赦しを懇願いたします。悔い改めと、あなたの天主なる御子に対してもう罪を犯さないという決意があってこそ、私たちの祈りが聞き入れられるという望みを持つことができるのですから。
ああ童貞中の童貞なる御母、我これによりて頼もしく思いて走せ来り、罪人の身をもって御前になげき奉る。ああ御言葉の御母、わが祈りを軽んじ給わず、御憐れみを垂れてこれを聴き給え、これを聴き入れ給え。アーメン。
+大司教カルロ・マリア・ヴィガノ
In Epiphania Domini
2021年1月6日 主の御公現の祝日
[1] The words are the beginning of the Memorare prayer of St. Bernard of Clairvaux: “MEMORARE, O piissima Virgo Maria, non esse auditum a saeculo, quemquam ad tua currentem praesidia, tua implorantem auxilia, tua petentem suffragia, esse derelictum. Ego tali animatus confidentia, ad te, Virgo Virginum, Mater, curro, ad te venio, coram te gemens peccator assisto. Noli, Mater Verbi, verba mea despicere; sed audi propitia et exaudi. Amen.”
聖ベルナルドの祈りは、日本語では次の通り。
「慈悲深き童貞マリア、御保護によりすがりて御助けを求め、あえて御取り次ぎを願える者、一人として棄てられしこと、いにしえより今に至るまで、世に聞こえざるを思い給え。ああ童貞中の童貞なる御母、我これによりて頼もしく思いて走せ来り、罪人の身をもって御前になげき奉る。ああ御言葉の御母、わが祈りを軽んじ給わず、御憐れみを垂れてこれを聴き給え、これを聴き入れ給え。アーメン」。
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