アホフィルターワード

目が悪いからだろうか。耳から入る言葉に、特定のフィルターをかけている気がしている。それは日本語として正しいかどうかを測るものではない。流行や勢いがあるとか、正しいフリしてるが、根底にアホさやダサさを秘めた言葉かどうか?のフィルターである。

勢いで言えば許されると思っているやろ系ワードは「なる早(なるべく早く)」「とりビー(とりあえずビール)」「ベア(ベースアップ)」辺りだろうか。

短縮するための言葉だというのにニュースで「ベア、いわゆるベースアップの交渉が…」と言っていると、かえって文字数増えてるやないか~い!と私のアホフィルターが激しく反応する。

正しいフリをしているが本当にそうなのか系ワードは「お打ち合わせ」「終わりのお時間」「お作りさせていただきます」の「お」つけといたら上品やろ?が見え隠れする言葉たちだ。

「終わりのお時間」に関しては「お終わり」とは言えないから後ろの単語につけました感があふれていている。目の前で「お打ち合わせは終わりのお時間となりまして…」とか言われたら、その日一日は脳内でリフレインさせて楽しみたい。

そんなアホフィルター装備の私が新語を考えてみた。「わりめん(割と面倒くさい)」「かにかま(蚊にかまれた)」である。夫に「かまれた、は関西弁」と言われて腹立たしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?