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「VIEWMOREとわたし」  EP.1 ノダさんからの電話

VIEWMOREのギターのゲンキです。

VIEWMOREが始まってから1年以上がたった。この記事を書いている時点(2023年11月)で、年内のライブも残すところわずか。


今回は2022年のバンドの立ち上げから、年末の初ライブまでのことを、わたしの目線で少し思い出しながら書いていく。

テーマはズバリ「VIEWMOREとわたし」
予定では全5回。よろしく。


EP.1 ノダさんからの電話

バンドやめた(ぬるっとブレイクエッジ)

まず、少しだけ「ノダさんからの電話」が来る前のわたしの話。
わたしがギターに始めて触ったのは、多分、小学生の頃。そして中学校からバンドを始めた。高校のときはブルーハーツのコピーをやっていた。

学生時代もバンドは続けていた。すると縁もあって、同じ高校出身の先輩であるノリさん(THINK ABOUT TODAY Vo)に声をかけてもらうこととなり、確か20歳くらいから約10年「THINK ABOUT TODAY」でギターを弾いていた。

そして今から4、5年くらい前。コロナでライブハウスでのライブができなくなる直前の時期に、仕事で転勤の話が出たわたしはTHINK ABOUT TODAYをやめた(実は土壇場で転勤の話がなくなったのだけれど、その時はいろいろ考えることがあって、バンドには戻らなかった。そこから「札幌でのコソコソ生活」が始まる)

当時、わたしはストレートエッジ。もともと酒が体質に合わないこともあって飲まないし、タバコは吸わないってことで、手の甲には「×」印を書いてライブをやっていた。
バンドを辞めてから数年経ち、なぜかコロナワクチンを打ったら酒が飲めるようになるという珍事もあり、気づけば、ぬるっと「ブレイクエッジ」をした。

そんなこんなで、なんとなーくカウンターアクションの近くを通りかかるのは気まずい、、、てな感じで「札幌でのコソコソ生活」を続けていた。

ノダさんからの電話

そして2022年のとある夏の日。ノダさんからわたしのLINEに突然の連絡が入るところから「VIEWMOREとわたし」という物語りは始まる。LINEを遡ってみたらXデーは「2022年8月8日」だったらしい。

ノダさんのLINEというのがこれ↓↓↓

「覚えてる?」→「最近どんな感じ?」→「バンドやらん?」って感じ(笑)こう捲し立てられた。

改めて思うけれど、VIEWMOREの発起人であるノダさんの真骨頂ともいえるのが、まずこのスピード感にある。これは今のバンドの活動リズムや意思決定のスピード、機動力の基盤になってる。

急な話ではあったので、まずLINEでの返信はサラッと「即答は難しい」とした。とりあえずLINEをもらったその日の夜、ノダさんと電話をすることになる。

ノダさんからLINEがきたのは平日昼の2時ころ。普通に仕事中だ。それから終業まで、頭のどこかで「どうしよかなー」と考えながらも、何やら自分でも「ワクワク」してきているのがわかる。というか「ソワソワ」し始めている。「もしかしてまたバンドでステージに立つことができるのか、、、」ということや、しまったままのESP黒バイバーのことを思い出し「アイツの音はでるのかなー」なんて考えたりしていた。仕事は手につかない。

正直な話、ノダさんからのLINEを見た時点で「絶対やろう」ということは決めてた。

仕事を終えて帰宅。21時すぎくらいにノダさんから電話が来る。そこで30分くらい話をした。
「絶対やろう」と心に決めていたものの「すぐやりたい感じで食い気味にいくのはカッコ悪い」という謎の思考(中二病だろ)が働いて、ノダさんとの電話の最初の方はちょっとよそよそしい感じと牽制を効かせた演出をした。なんなら「今日のところは一旦持ち帰るって言う」くらいの気持ちだった。
実際に「今はいろいろやることが・・・」とか「前にやっていたバンドを抜けたとき・・・」とか言いながら、すぐに新しいバンドは難しいかも・・・っていう理由を適当に並べた気がする。

けれど、ノダさんが「新しいバンドを始めたい」「そういえばゲンキがどーしてるかなと思って」ってくらいの触りを話し始めたぐらいで、わたしの最終防衛ラインは、いとも簡単に決壊した。

気づけば「絶対ヤらせてください」って言っていた。多分5分もかからなかったはずだ。いや、体感でいえば2分。コイツ簡単だ。ホイホイだ。ホイホイ。我ながら。

こうしてわたしは、たった数通のLINEと数分の電話でVIEWMOREのギターになった。

DEAD FISH BOYSとTHINK ABOUT TODAY

ノダさんといえば「DEAD FISH BOYS」をイメージする人も多いはず。
印象的なのは、私がTHINK ABOUT TODAYのギターとして初めてカウンターアクションのステージに立った時、その時のブッキングで一緒だったのが、まさにDEAD FISH BOYSだったことだ。確かDEAD FISH BOYSも「カウンター初ライブ」みたいなことを、話した記憶がある。
以降も彼らは精力的な活動をしていたので、よくライブを観ていた。
それだけではなくTHINK ABOUT TODAYのベースの都合がどうしてもつかない時のライブで、ノダさんがヘルプでベースを弾くということが数回あったり、そういう意味で近い存在であったと思う。

そんなノダさんから直々にバンド加入依頼の連絡がきたとすれば、抵抗できる訳もない。加えて、少なくとも当時のわたしのスタイルを知った上で、声をかけてもらったという事実も、わたしが即断できた理由の一つかなと考えている。

とりあえずエピソード1はこんな感じ。
次回もよろしく。

VIEWMORE
ゲンキ

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