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「VIEWMOREとわたし」 EP.3 VIEWMORE命名

VIEWMOREのギターのゲンキです。

VIEWMOREが始まってから1年以上がたった。

今回は2022年のバンドの立ち上げから、年末におこなった初ライブまでのことを、5つのエピソードにそって、私の目線で書いてる。

タイトルはズバリ「VIEWMOREとわたし」
今回は全5回のエピソード3。よろしく。


EP.3 VIEWMORE命名

曲作りとノダさんのプレイリスト

ここでは曲作りについて。ノダさんからの電話(EP.1)を受けてバンドに入ることにしたわたし。顔合わせ(EP.2)と、初回のスタジオ練習の予定調整と並行して、野田さんからバンドの曲のネタの音声データがLINEで送られきた。

それはエレキギターの生音(アンプつないでない)で録音されていて、なんならノダさんの呼吸音も聴き取れるくらいのしろもの。

まず送られてきた2曲。
ファイルのタイトルは
「一曲目」
「二曲目 早いの」の2曲。

この2曲は今もライブのセットリストに入っている。

ちなみに
「一曲目」は『fear is gone』
「二曲目 早いの」は『connect the future』
というタイトルが、にいちゃんの歌詞からついた。

初めてスタジオに入ったのが2022年9月1日だった。ピグスティのフロアだったらしい、、、もう記憶が曖昧だけど、とりあえずノダさんが作って来たネタから曲作りが始まる。

さっき書いた通り、ノダさんの曲ネタはとてもシンプルなもの。わたしは、ノダさんの生ギターと息づかいに合わせ、とりあえず構成だけ押さえて初スタジオにのぞんだ。

まずノダさんからメンバーに「ビートはこんな感じ」「キメはこんな感じ」という簡単なレクチャーが入る。

そして、とりあえず「必殺のフォーカウント」で曲が始まる。

実際にスタジオで音を出して、ドラムとベースでできた土台の上に、これも「必殺のパワーコード」で乗ってみる。ノダさんの頭の中で鳴っていた音を、取り出してみる作業。

ここで「ピン」と来た。

そこから謎の高スピードで曲作りが進む。新しいことを始めてる時ってシンプルに楽しい。そこから毎週2曲ぐらいずつ、ノダさんからネタが送られてくる。あとはスタジオでザクザク作っていった。1回のスタジオにつき2曲ぐらいのスピード感で、あらあら仕上げた。

曲作りと並行して、ノダさんから「元ネタ」という名のプレイリストが共有された。

「元ネタ」が表す通り、VIEWMOREの曲を聴いてもらえればわかるのだけど、その「残響」とも「名残り」とも言えるいくつものパーツが、楽曲に残っている(これはもしかして書いてはいけなかったか?)

ドラムとベースが基盤となり、速いパートからミドルテンポまでに渡るシンプルな楽曲。

ただしそこに、幅広い音楽を聴いて来たにいちゃんのフロウ(と、わたしは呼んでる)が乗ると、そこに独特の間のようなものが生まれた(今はここにコンスのリードギターが入ってさらにパワーアップしてる)

こんな感じで曲作りが進んでいく。

プレイリスト
『元ネタ トモロウ ノダ』の一部

ピグスティ

VIEWMOREのスタジオ練習でお世話になってるのは白石ピグスティ(沖野さんいつもありがとうございます!)

平日の夜、時間を合わせてスタジオに入る。大体木曜日。

前にバンドをやっていた時はカディスやマグナムに入るのがいつものことだった。
VIEWMOREではピグスティ。ライブも沢山出させていただき感謝の限り。

初スタジオの風景の記憶は曖昧。それでもその時の「感情の揺れ」みたいなものは覚えている。
久しぶりにでかい音でアンプを鳴らしていること。ドラムとベースとボーカルがいて、まだまだ始まったばかりだけれど、タテが合う瞬間というのは見つけることができて、これがやっぱり気持ちいい。

「(あーこの感じ久しぶり)」

この1年バンドをやってきて、ギターは下手くそなままなんだけれど、あの初スタジオは、自分にとっては音楽やバンドというのが生活の一部として必要なんだと気づけた瞬間かもしれない。

バンドをやってなかった3年間で、いろいろな音楽を聴けるようになった。音楽って、頭でっかちになってもつまらない。

後付けだけれど、それまでの3年間と、バンドを再開したこの1年。結果、いろいろ全部良かったのかなーなんて思ってる。シンプルに、体全体で音を楽しめるようになった。

こんな気づきを与えてくれたピグスティは、今のわたしとって大切な場所の一つになってる。
感謝。

白石ピグスティ

VIEWMORE命名

スタジオ練習の合間でいろいろ話をしたけれど、その中でも一つのテーマになったのは「バンド名どーする問題」だ。

この問題の結末は、結局レコーディングを終え、初ライブを迎える12月頃まで持ち越すことになる。

いろいろな案が出たのだけれど、印象に残っている名前候補は「チセ(アイヌ語で「家」という意味)」「ヴァギ◯ウォーリアーズ(日本語でもとても書けない)」だ。

毎度、激論を交わすこと数ヶ月。最終決定はバンドの発起人であるノダさんに託された。

そして、とあるスタジオ練習の時にバンド名が発表された。

『VIEWMORE』

たとえば、このバンドを見た人がライブハウスやバンド文化に触れたことがなくても「なんかいいじゃん」って思ってほしい。
それをきっかけに、またライブハウスに出かけたり、なんならバンドを始めてみたり、どんどん楽しいことをやっていってほしい。
そして、そんな人達が増えて、またシーンが盛り上がってほしい。
そんな景色を観たい。

という思いがこのバンド名には込められている。

「ヴァギ◯ウォーリアーズ」にも込めた熱い思いがあったし、捨てがたかったけど、今では「VIEWMORE」がしっくりきている。
というか、冷静によかった。

これがVIEWMORE命名のエピソード。

第3回はこんな感じ。
次回もよろしく。

VIEWMORE ゲンキ

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