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韓ドラレビュー「エマージェンシーカップル」元サヤって難しいのね

若くして結婚し1年で離婚したカップルが6年後に医者になってインターンとして再開するというお話。
私はチェ・ジニョクにこれまで興味なかったんだけど、このドラマで彼はなんて優しい笑顔なんだろうと思った。きっと子供ができたらいいお父さんになるなぁとか。

一方もう一人の主役オ・ジニを演じたのはソン・ジヒョさん。
韓ドラあるあるだけど、ジャケットの顔と本人がぜんぜん別人のことが多くて、この人もドラマの表紙の顔がぜんぜん違くて、なるべく本人に近い表紙を探すのに苦労した。

この顔どこかで見たなぁと思ったら「天命」とかっていう時代劇に出てた女優さんでその時は彼女のおばさん臭さが気になって仕方なかったけど、このドラマではそこまでおばさんっぽくなかったです。

さて、このドラマのテーマは二つです。
まず第一に、若くて思慮が浅かった二人が大人になれるのかという点。
そして第二に、医者として成長できるのかという点です。

もちろんドラマなのでそれなりに二人とも成長するし、医者としても成長していくんですよ。だから自分の愚かさに気づき、相手を思いやることができなかった反省とかもできるようになって、二人は元のさやに戻るかと思いきや、最後にそこはさやに戻りそうなままで、再婚までには至らない。

私はこの結末に納得。
そう簡単にふたたび結婚にはならないですよ。しかも二人とも今はプロフェッショナルな仕事もあるわけだし。

最初の結婚で奥さんの方は専業主婦というか求職中だったから旦那の帰りを待つのみの女だったわけ。そもそもそれがいけなかったと思うのだよ。

やはり社会と関わって生きていかないと立ち位置がわからなくなって迷い子になってしまうのだと思う。社会の中にいれば私はこうだけど、Aさんはこうで、Bさんはこれ、Cさんは全く違うなぁとか立ち位置が明確になって、自分はこのままでいいやとか、ちょっと違う方向に行きたいなとか、選択肢が増える。

ところが孤独だとわからなくなるんだよね。テレビ見てるのではわからない。生身の人間というか現実的な社会でないと感じられないものがある。

ジニの孤独は旦那との折り合いが原因というよりも、自分が何者かわからなくなったということなのだと思う。

今朝NHKのあさいちという番組でコロナワクチンをめぐる社会問題として、ワクチン打った人、打たない人の断絶感みたいなことをやってて、孤独を感じる人もいるのだそう。

現代は単に孤独というだけでなく、孤独なのに情報過多でわからなくなる人も多いのだなと思った。気軽に話せない上に情報が多く、情報の取捨選択がしにくくなるのだろう。

ちなみに、コロナのワクチン打った、打たないでの格差や断絶なんてくだらない。だって義務じゃないんだから自分の思う通りにすればいい。私にとってはお酒飲む、飲まないくらいの感じでしかないのだ。
そしてウイルスと共に生きてきた人類を含む動物の歴史を考えれば、強い遺伝子が生き残るという単純な構図だと思う。

あれっ、エマージェンシーカップルの話がこんな着地になってしまった。。。

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