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たましいの鎮め方。

昨日はBちゃん(高校時代からのお友だち)とSちゃん(Bちゃんのお友だち)と一緒に渋谷のNHKホールでライブを聴いてきた。多様性をナントカカントカ・・というコンセプトで、トゥルーカラーなんとかライブという日本財団がやってる無料のやつ(公開収録)をBちゃんが応募して当てた。障害を持った人もそうでない人も一緒に歌ったり踊ったり・・というてんこ盛りの内容で、わたしは平原綾香のナマ歌が聴けてよかった。あと、今話題のりゅうちぇる。ぺこちゃんとの離婚のことで騒がれてるからかちょっと元気なかったけど、遠目でもおしゃれでかっこいいお兄さんだというのがわかった。会場の中でいまいちばん勇気づけられるべきは彼なんじゃないのかしら、と思いながら眺めていた。

Bちゃんは、いま埼玉の奥の方で暮らしていて、たまに都会に出てくる。前は都心の保険屋さんで働くキラキラOLさんだったのだけど、いろいろあって・・この物質文化と競争社会に疲れて? 週末農業やマクロビ料理を通して知り合った田舎の男の人と付き合いはじめて、結婚して、今はふたりで古民家風のカフェを経営している。ご夫婦ともに肉と魚は食べず、お酒ものまず、スピリチュアルな感じなんだけど(そして最近それが先鋭化しているのだけど)、わたしのほうは、「まあ人生いろいろあるしね」というふうに解釈している。もともとBちゃんは頑張り屋さんだから、納得いかないこと(物質文化と競争)と自身の社会生活とをどう折り合いつけていくかについて、真剣に悩んだのだと思う。そこに、マクロビオテックとか、占いとか、スピリチュアルな世界が見つかって、Bちゃんはようやく納得したのだ、と思う。彼女の話には、正直わかるところととわからないところがあるけど、わたしはそれでもいいと思って付き合っている。

さっき夫とコーヒーを飲みながら、「何が人の幸せなのか」みたいなことについて少し真面目に話をした。省エネタイプの夫は「上を目指してもしょうがない」説を人生の真理のように語るので、「自分がそう思って生きる分にはいいけど、それが国民の総意になってしまったら国の偉い人から清貧を強要されるようになっちゃうじゃん!」とわたしは反論した。正直に言うと、日本国民や政府の話などどうでもよく、夫に退屈を感じているからついムキになってしまっただけなんだけど。でもわたしはいい嫁なので「パパみたいな考え方は生きていく上で大切だよね!」ってフォローしておいた。ほんとうに、夫は基本的に何事も正解だから。

今日はこれから両国のスーパー銭湯「江戸遊」にいき、そのあとレンタルおじさんと浅草のアサヒビールにいってなんとはない話をきいてもらうことになっている。空が曇りでよかった。そんな元気にしなくてもいいような気がするし、そもそもダルい人間として向き合ってほしいから。

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