[唯一条件 - 結果]を表す接続詞hễとmiễnの違い

「miễn A thì(là) B」も「hễ A thì(là) B」も「AならばBする」という[条件 - 結果]を表す接続詞です。ではこの二つはどう違うのでしょうか。

通常条件と唯一条件の違い

hễもmiễnもどちらも唯一条件を持つ接続詞です。

まず通常条件と唯一条件の違いをおなじみの接続詞「nếu A thì(là) B=もしAならばBする」との違いからみていきましょう。

Nếu có nhiều tiền thì tôi đi du lịch nước ngoài.
もしお金がたくさんあったら、海外旅行に行くだろう。

条件部分Aは「お金がたくさんあること」、結果の部分Bが「海外旅行に行くこと」ですね。nếuのような通常条件の場合、結果Bの部分はあくまで仮定であって、数ある選択肢の中の一つに過ぎません。

例えばもしお金がたくさんあったら海外旅行ではなく、買い物をするかもしれないし、美味しい物を食べるかもしれません。
このように条件Aと結果Bは密接に結びついているわけでなく、結果Bには他の選択肢を残す余地があります。

Hễ có nhiều tiền thì tôi đi du lịch nước ngoài.
お金がたくさんあれば、(必ず)海外旅行に行きます。

一方でhễ A thì(là) Bの場合は「Aという条件があれば必ずBする」という意味で、条件Aと結果Bは密接に結びつき、結果Bには他の選択肢はありません。唯一条件下ではAならばBという必然的で唯一的な流れがあり、条件Aがあれば結果Bが必ず伴う、常にセットという感覚があります。

hễとmiễnの違い

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