見出し画像

ベトナム語実践リスニング練習 〈コントゥム省の酔っ払い集団〉

酔っ払いにからまれる

以前、ベトナムのコントゥム省にあるĐắk Tôという小さな街に滞在していた時の話です。

※ちなみに、コントゥム省のような中部高原地方には「Đắk(ダク)〜」という地名が多く見られます。この「Đắk」は少数民族の言葉で「水」を意味します。末尾の「-k」は末子音「-c」と同じ発音で、「ㇰ」の音は発声されません。

夜11時頃、地方では大都市と異なり住民は早く寝るため、人気のなくなった公園を散歩していたら、突然酔っ払った男女に声をかけられました。

地方で私のような外国人が酔っ払いに声をかけられることは珍しくないのですが、第一印象としてその集団の雰囲気が異様でした。その時のやりとりを捉えた動画をリスニング練習してみましょう。

問題

実際の会話内容は以下の問いに答える形で確認しながら聞いてみましょう。難易度はやや高めですが、全文を聞き取る必要はなく、キーワードとなる単語を聞いて理解できれば十分です。

Q.1  酔っ払いたちはどのような関係か?
Q.2  00:23で男はトマトに何と言ったか?
Q.3  Công Phượngとは何者か?

解答解説

私と話している男のベトナム語は、はきはきとしゃべっておらず、聞き取りづらい部分もありますが、大きな訛りなどはない典型的な南部弁です。コントゥム省などの中部高原地方は北中部や南西部と比べて大きな訛りがないのが特徴です。

ここから先は

1,114字

¥ 180

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?