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彼女たちのフラは、見ているだけで鳥肌が立ち、涙があふれてくる。頂点を極めた二人のフラダンサーの美しいHula life

フラの全日本チャンピオンMiss Hula Japanを2013年と2015年にそれぞれ取得した2人、サキ & ミユウ。その踊りは見ているものの心を鷲掴みにし、涙があふれるほどの感動を与えます。ハワイのフラの聖地・メリーモナークにも出場を遂げ、頂点を極めた2人のフラダンサーの喜び溢れる美しいHula lifeをご紹介します。

【小澤早紀さん(サキ・2013年第一回全日本フラ選手権 ソロ部門優勝 ミスフラジャパン2013)&橋本実優さん(ミユウ・2015年第3回全日本フラ選手権 ソロ部門優勝 ミスフラジャパン2015 インタビュー】

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©Karen

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自然が大好きで、海や空を感じながら踊り、仲間と一体となって踊ることに喜びを感じ、伝承を受け継ぐ尊さを学んで、謙虚に踊りを磨き続けるサキさんとミユウさん。

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ハワイや逗子など各地のステージやLiveでフラを踊りながら、二人で立ち上げたHULA. OCEAN. FAMILY. LOVE.をテーマにしたライフスタイルブランド・「Lanakoi(ラナコイ)」のプロデューサーとして活躍しながら、自然の傍らで‘ohana(家族・仲間)を大切にしながら美しいHula lifeを送っています。

ハワイの伝承的なフラの教えを本場のクム(師)から徹底的に学んできた彼女たちが、感じてきたものとは何なのか。互いをソウルメイトと呼び合い引きあう二人の目に今、映るものとは。

ロングインタビューで語ってくれた等身大の二人の言葉を3回に分けてお届けします。
(取材担当 vihula!ライター linda)
※写真はご了承頂いてお二人のinstagram投稿より掲載しています。取材内容と直接関わるものではありません。


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VOL.1 サキとミユウ。運命的な出会い

初めて彼女たちの踊りを見たのは小さなスマートフォンの動画の中。大きなステージでのフラは、女王の名にふさわしく表現力に溢れ、あまりの美しさに目が釘付けになりました。

サキさんご本人に会えたのは2020年の3月の終わり。それからすぐにステイホームとなってしまい取材の機会を失ったまま、次に彼女たちの踊りを見たのはまたもや画面越し。

それはステイホームだからこそ実現したサキさん、 ミユウさんのオンライン無観客Liveでした。

そこには以前見た「王者のフラ」とはまた違う、まるで宇宙と交信でもするかのように会場の空気を自由自在に操り、身体中からオーラを発してスパークするかのような、のびやかで生命力あふれるフラがありました。

そしてオンライン越しに実現したロングインタビュー。

SNS上で垣間見れるその素顔のままに、どこまでも自然体で飾らずに、透明感のある魅力にあふれるサキさん、ミユウさん。

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お二人がフラに出会ったのは記憶も定かではないくらいの3歳、4歳の頃。それぞれに子供のころからフラを踊り続けて、2006年の世界最高峰と言われるハラウ(フラスタジオ)の日本校オープンと共に通い始め、そこで出会った2人。

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ミユウ:
「わたしは3歳か4歳の時に家族で行ったハワイ旅行でフラを見て、もうその時にわたしはフラダンサーになるんだ!って決めたんです。」

そういって笑うミユウさん。え、そんな小さな女の子が将来を決められるものなんですか?

「何なのでしょうね、ほんと不思議なのですが。もうこれだ!って思って、他に考えられなくなったんです。日本に戻ってきてすぐに母にフラを習いたい、とにかく習いたい、ってお願いして。もうそれからはただひたすら踊る人生。

小学校の頃には毎日フラスタジオに通って、1日5コマとか踊り続けて、帰りの電車で眠りこけている、という・・・。」

生まれながらにしてのダンサー・ミユウさんの明るく屈託のない笑顔は、そのころのまま変わってないのだろうな、と思うくらいキラキラと輝いています。


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サキさんはどんな子供時代だったのですか?

サキ:
「わたしはおばあちゃんがフラをしていたので、3歳から教室に連れていかれていて。大人ばかりの教室なのに、なぜか一緒に踊っていました。小学校の頃になると子供クラスもできて、行ったら友達に会える、みんな知り合いで温かいから居心地がいい、そんな感覚でした。」

それがいつくらいから、フラを極めたい、と思うように?

「中学校に入るくらいのときかな。ハワイから男の子のダンサーがやってきたんです。その時の彼の踊りを見たり、フラの話を聞いているうちに、あれ、私が習ってきたのと違うな、もっとなんだか奥深い、何だろう、とのぞいてみたい気持ちになって。それからはハワイから先生が来るハラウ(フラスタジオ)に通うようになって、本格的にレッスンをし始めました。」


そうやってそれぞれにフラに出会い夢中になっていたころに、世界最高峰と言われるハラウ(フラスタジオ)の日本校オープンの知らせがやってきます。

サキ:
「もう、すぐに申し込んだよね。そしてここがなかったら、ミユウとは出会えてなかったなんて、なんだかすごい運命的だよね。」

ミユウ:
「うん、とにかくこれは行かなくては、と思ったよ。全部で数百人申し込んだ中で、10代は私たちと数人だけだったけどね。お互い本気でフラやっていたから、このハラウ(フラスタジオ)に入れるのは本当に夢みたいだったよね。」

そこにはミユウさんが夢見て、サキさんが刺激を受けて知りたいと渇望したハワイのフラすべてがあったとか。

ミユウ:
「最初の数年間は本当に基礎のステップだけ。曲を踊ることはなかったけど、とにかくすべて吸収しようと思っていたから何もかもが刺激的で楽しかった。ハワイから来るクム(師)が直接教えてくれることは、表現一つとっても、手の動き一つとっても、こんなにも違うもんなんだ、とびっくりしました。
そこからミスジャパンを目指していくのだけど、いろいろ紆余曲折があったんです。サキちゃんは2013年にミスフラジャパンを目指す前までにもいろんなことがあったよね。もうフラは続けられないんじゃないかって、そばで見ていて思った時もあったもの・・・・・。」

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「フラは出会うのではなく呼ばれるもの」という言葉を聞くことがあります。まさに導かれるようにしてフラの道を突き進んできた二人。決して平坦ではなかったその道を引き続き次回もご紹介します。

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