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利益と効率を意識しつつ、お客さんに喜んでもらえる営業を

こんにちは。今日はビデオリサーチで働く社員を紹介します。
今回インタビューしたのは、入社3年目、営業の長岡 鈴香です。
入社したきっかけや、システム部門での仕事のやりがいなど聞いてみます。
<プロフィール>
長岡 鈴香
大学卒業後、2017年にビデオリサーチに入社。テレビ視聴率事業を担当するテレビ調査部に配属。入社3年目には営業部門、第四営業部へ異動。広告主様担当の営業として企画提案などを行う。

やりたいことはすべてやる、彼女がビデオリサーチに入社した理由

――長岡さんの学生時代は、やりたいことを全てやる。そのためには忙しさをいとわない生活だったそうですね。

バイトも常に5つぐらい掛け持ちしていました。朝はパン屋さんに行って、昼からアパレルで働いて、その後、朝までスポーツジムでバイトしてとか。
そんな中で、住んでいた大阪から福岡に遊びに行って、すぐに台湾、そのまま東京に旅行するということもありましたね(笑)。

――遊びも全力なんですね!大学でも自分が興味のある商学部を専攻されたそうですね。

経済がまわる感じが楽しいなと思って(笑)。経済が好きだから、経済学部か商学部だけど、どうせだったら、将来役立ちそうな方がいいかなと思って、商学部に進みました。

――長岡さんは、就職先をテレビとアパレルの二択で考えていたと伺いました。

大学4年間アパレルのショップ店員のアルバイトをする中で、売り上げ目標を達成するための施策を考えることに仕事の楽しさを見出していたためです。一方で、小さい頃から慣れ親しんだテレビの世界も私にとっては魅力的でした。テレビ局の編成の仕事に興味があって、「この時間に、この番組を流したら一番視聴率が取れる」、みたいなことをやりたいと思っていたんです。

――そんな中、ビデオリサーチとの出会いが、迷える長岡さんの方向性を決めたのですね。

ふらっと行ったビデオリサーチの説明会で、視聴率を分析して放送局や広告主に提案しているといったことを聞いて、「やりたいこと、これだ!」と感じました。

新規事業の立ち上げに苦しんだ社会人一年目

――テレビ調査部という視聴率調査の管理、運用を行う部署に配属された1年目はどうでしたか?

視聴率を使ったテレビの分析をやりたかったので、自分の意向とは違いました(笑)。でも管理運用が主体のテレビ調査部の中では、タイムシフト視聴率は新しい領域。視聴率がバージョンアップする、その立ち上げに携われるのは嬉しかったです。

――トラブル対応から幕を開けたそうですが

何も分からない状態なのに、いきなりデータの検証方法を考えなきゃいけなくて(笑)。
それにタイムシフト視聴率のサービスイン(2018年10月)のための運用を先輩と一緒に考えて決めていく必要があり、社内でも初めてのことだらけで大変でした。

――入社一年目の長岡さんにとっては辛かったのでは?

新しいサービスだったので、担当者が決めること、仕切ることが多くて。任せられるのは嬉しいのですが、限られた人数でやるのに、こんな高いレベルを求められるのか…と、すごく苦しかったです。何回、泣くのをこらえたか。もう、いっぱいいっぱいでした。

――二年目になる頃には状況は変わりましたか?

社内の色々な部署や社員、スタッフさんの役割や得意分野が分かってきたので、ここはこの人に任せていいんだな、といったところを把握したうえで、仕事をお願いすることができるようになりました。要領がつかめてきたことで負担はだいぶ軽くなりましたね。

長岡さん_アイキャッチ

大事にしているのは、営業として利益にこだわって成果を上げること

――三年目にメーカーなど広告主を担当する営業部に配属されましたが、これは希望通りでしたか?

テレビ調査部でタイムシフト視聴率を立ち上げたばかりで、もう1年くらいはステイかなと思っていたので異動は予想外でした。
もともとはテレビ調査部のような細かく運用、管理を考えるのは全く好きではなかったんです。でも慣れてくるとパズルみたいに、この目的に対してこれをやって、そしたらあっちがこうなって、と要素を組み合わせて考えるのがだんだん好きになっていたんです。
だから、異動の内示があったときは「無理!』と思いました。

――営業部に異動して苦労はありましたか?

最初は営業のやり方が全くつかめなくて…。見積ってなんですか、請求書ってなんですか、みたいな。最初の2カ月は、手探り状態でした。

――現在はご自身の営業スタイルも出来てきていますか?

営業として、売上以上に利益を重視しています。だから、ビデオリサーチの自主商品と呼ばれる視聴率やACR/exなどマーケティングデータを広く使ってもらいたいという気持ちが強くあります。

――なぜ売上よりも利益にこだわるののでしょうか?

営業部の紹介の時に、ある営業の方が、『営業はボランティア、慈善活動じゃない。うちは、株式会社だから、お金をもらえるようにするのが当たり前』と言っていて。それがすごく「かっこいい!」と心に残っています。

お客様に頼りにされることが今の喜び

――現在の営業部での仕事のやりがいを教えてください。

お客様の方から気軽に相談してもらえたりするのは、結構嬉しかったりします。
あるお客様に、当社の調査データを使ってもらうよう提案していたのですが、スペックの差で他社の調査が採用されました。私が直接調査のお手伝いをすることはできなかったのですが、毎日のようにそのお客様から電話が掛かってきて、『他社の調査で、こういう感じになってるんですけど、大丈夫ですかね?』とたびたび連絡をいただきました。
信頼されている、頼られている、そういうことを感じる時は嬉しいですね。

――最近、達成感を感じたことは?

一年に一回程のお取引だったお客様に、根気強く当社のマーケティングデータを提案し続けていたら、最近『これだけの予算で何かできませんか』とお声がけいただけて。それはすごく嬉しかったです。

――今後ビデオリサーチでやりたいことを教えてください。

最終的には、会社としてどうあるべきなのか、経営を考えたり、事業を企画したりしてみたいです。

――現状に満足せずに高みを目指す姿勢は、入社二年目の社内公募の論文でユニークなアイデアを提案していることからも窺えますね。

もともとある会社のリソースを使って、新しい事業をやりたいと考え、“視聴率検定”の企画を書きました。受験料と受験者数を推定し、そこから利益額の算段をたてて、新しいビジネス企画として提案したんです。売上だけでなく、視聴率の認知、価値向上にもつながるようなことをしていきたいですね。
(2019年取材時点の記事です)

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