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学生レポーターが「真相を知るべくビデオリサーチのセミナーVR FORUM2020に行ってきた!」第二弾 ~ビジネス視点での”メディア“とは?~

当社では2020年11月17日に「VR FORUM 2020 メディアの新しい価値を見逃すな。」と題して、当社のお客様、学生の方向けに無料セミナーを実施しました。
学生の方も対象とするのは初の試みです。さらに、一部の学生の方には視聴していただいた内容をご自身の言葉でレポートにしていただくイベントレポーター企画も実施しました!
第一弾はこちら

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レポーター:学習院女子大学3年 徳永彩乃さん


2020年11月17日、視聴率を調べている会社、ビデオリサーチさんのインターンシップにイベントレポーターとして参加させていただきました。メディアの価値や未来について、各界でご活躍の方々にお話を伺うセミナーを聴講しました。

まず、私がこのイベントに参加したきっかけを少しお話したいと思います。私は大学3年生で、「デジタルメディアゼミ」というパソコンで映像制作やゲーム制作を行うゼミに所属しています。現在就職活動を行っており、メディア業界に興味があったため、最新のメディア事情について知りたいと思いました。この講演は業界の最前線で活躍する方々のお話を聞ける貴重な機会だと思い、参加いたしました。


今回のセミナーを受講して一番に思ったことは、私は今まで完全に生活者目線だったということです。就職活動を行っているとはいえ、社会人になるには大きな壁を感じました…。

今回は「メディアの新しい価値を見逃すな。」というテーマでしたが、私にとってはメディアの「新しい価値」以前である、「メディアの現状、最新事情」をまず知ることができたと思います。このセミナーを聴講している企業の方々にとって、一番はじめのテーマ「コンテンツメディアの現状」は話し始めのスタート地点だったと思います。しかし、メディアに初めて触れた私にとっては大きな一歩であり、「メディアの今」に追いつくことは新鮮だったとともに少し嬉しい気持ちになりました。

今回の講演では、データがいかに重要か、大切なのかが伝わりました。視聴率データから生活者の動向を分析し、それをもとに時代に沿った取り組みを行い未来のメディア業界を作っている。データがあるからしっかりPDCAができる。人間の行動は数値化できるのだなと、その説得力は強く、今後のメディア業界が作られていく重要な材料なのだと感じました。

講演の中で、「デジタルが当たり前になった先には何があるのか」というお話がありました。講談社の長崎さんは、「一周回ってもう一度リアルだ」とおっしゃっていました。その取り組みとして、「リアルのライブを始めよう」と、エンターテイメントに関わるいくつかの企業さんと一緒に、ライブに特化した「Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)」というビルを池袋に作ったそうです。

私は就職活動で音楽業界も見ているのですが、音楽業界での「ライブ」が市場を占める割合はとても大きいです。現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けていると思いますが、ライブ市場は2019年まで年々上昇し、近年日本の音楽市場の約半分を占めていました。そんな、「モノ」を購入するだけでなく非日常の「コト」を体験するという点に価値が移行してきた中で、やはりメディア業界も「体験」に価値が置かれているのだな、と感じました。先ほどデータの重要性について書きましたが、「デジタルの先は何なのか」というお話は、データからだけではわからない、ユーザー目線で新しいものが生まれていると思ったお話であり、一生活者として共感できた部分だったのかなと思います。

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私はradiko愛用者なのですが、スマートスピーカーでもラジオを聞けること、テレビでもラジオを聞けること、このようにラジオを聞くデバイスがここまで拡大していることを知り驚きました。

radikoはビデオリサーチさんのデータを活用することでリスナーの推計ができるそうです。つまり、性別や年代、居住エリアや番組聴取、興味関心をもとにしたターゲティングが可能だということになります。オーディオアドはターゲットに応じて広告が変わることにも驚きました。


デジタルの世界では当たり前だったことを、ラジオでも実現したのです。確かに、放送波でラジオ番組を聞いていたときは、「何だこのCM?」と、誰に向けて発信しているのか疑問に思うような事もありましたが、radikoでラジオを聞くようになってからはそのように思うことは少なくなった気がします。

自分に合った広告が流れているため、すんなりと自分の中に入ってきてしまうのです。これが意図的に行われていることに驚いたとともに、少し恐怖を感じました…。自分のことがすべてわかられているかのような。まさかラジオ(radiko)まで自分の興味関心を把握されているとは思っていませんでした。汗


ビデオリサーチの方とお話した際、印象に残るCMや雑誌を買う動機、YouTubeの広告など、私たちの生活に身近なものについて考える機会がありました。

日常的に溢れるメディアに対して、今まで無意識に接してきましたが、どのような点が人々のフックに引っかかっているのか、なぜ印象に残るのか、人気があるのかなど疑問を持って見てみたり考えてみることは面白いと思いました。メディア業界にいらっしゃる方々は普段このような視点で世界を捉えているのだと知り、自分の中に新たなメディアに対する視点が生まれました。


今回のインターンシップを通して、メディア業界で働きたいという気持ちがますます強くなりました。今回得た気づきや学びを今後の就職活動に活かし、励んでいきたいと思います。

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ビデオリサーチではこれからも学生さんとの交流を大事にしていきたいと考えています。

またこのような機会があれば是非ご参加ください(ビデオリサーチnote編集部)