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必ず行うべき!無料体験会の重要性と集客のコツ

こんにちは!少し前までは満開だった桜もそろそろ散り始めて卒業から入学のシーズンへと季節が移り替わりましたね。僕らのスクールでも数名の6年生が小学校の卒業と同時にスクールを卒業していきました。短い期間でしたが、子ども達の成長に関われたことをとても嬉しく思います。皆からの寄せ書きを受け取る表情は最初に体験に来た頃と比べても少し大人びた気がしました。次のステージに行っても頑張ってほしいですね。


さあ!3月の卒業、引っ越しシーズンが終わり、4月からは新たに習い事を始めたい子ども達が増えていきます。

つまりここでしっかりと告知を行っておかないと機会損失になってしまうというわけです。(いわゆる書き入れ時ってやつですね。)しっかりと集客を行っても肝心の体験会が子ども達にとって魅力的なものでなければ入りたい!!という気持ちはなくなってしまいますよね。


そこで今回は、どうやって体験会を成功させるのか、当日の流れについて解説していきたいと思います。


 

1.体験会の対象ターゲットを考える

1-01初心者であるという事

1-02親が習わせたいのか子どもが通いたいのか


2.事前準備

2-01体験会前のコミュニケーション

2-02チーム分け

2-03名前テープ


3.メニューの組み立て方

3-01ウォーミングアップ

3-02ボールコントロール(手・足)

3-03簡単なメニュー(ドリブル・シュート)

3-04試合


4.クロージング

4-01クラブ説明

4-02子ども達へのコミュニケーション

4-03立ち位置が大切


5.まとめ

 

1.体験会の対象ターゲットを考える


1-01初心者であるという事

初心者向けの教室の体験会を行うということは、最初から体験会の難易度を上げてしまうのはNGということです。

体験会の内容はスポーツ初心者でもできる!という感覚を掴めるようなメニューの構成にしましょう。初めて行った習い事で何もできなかった・・・という感覚を掴んで帰ったときに来週からも通いたい!と思うでしょうか?答えはNOです。まずは簡単なレベルに合わせます。


1-02親が習わせたいのか子どもが通いたいのか

体験会に来てくれる子たちは、大きく分けて以下2パターンに分かれます。

  • 親が通わせたい(特に幼児の子ども達に多いです。)

  • 本人がサッカーをしたい!という気持ちがある。

本人がサッカーをしたいのであれば練習メニューに対してもどんどん前のめりに取り組んでくれるはずです。

入会してもらうために大切なのは「本人はサッカーをしたいとは思っていないパターン」です。メニューに対して後ろ向きな気持ちだな、と感じた場合は何かできたことに対して褒めることが大切です。一生懸命やったら褒めてくれるんだ!という感覚を掴んでもらうことが大切です。(ここはコーチの腕の見せ所だと思います。)

メニューに取り組む→褒めてもらえる→もっと頑張る。この姿を見た親御さんにも連れてきてよかった、と思ってもらうことが大切です。


2.事前準備

なんとなく体験会を行うのはNGです。当日、子ども達はワクワクしながら会場に来てくれます。その気持ちに応えられるように、スムーズに体験会が行えるように事前に用意できるものは準備しておきましょう。


2-01体験会前のコミュニケーション

せっかく申し込みをくれても、申し込みから体験会当日までの期間が空いてしまうと熱が冷めてしまうこともあります。

まずは体験会への申し込みをもらったタイミングで電話、もしくはメールで連絡をしましょう。(当日の服装、持ち物や送迎の駐車場について)

また、体験会1週間前にメールでリマインドの連絡を入れることもしておけばベストです。(予定を忘れていた!などはたまにあります。)

体験会の申し込みをもらっていても当日に来てもらえるまでは気を抜かないようにしましょう。


2-02チーム分け

最後に試合をするので、そのためにあらかじめチーム分けをします。(会場に来てくれたタイミングでビブスを渡しましょう。)

以下のポイントに気を付けてチームを2つに分けます。

・同じチームには上の学年も下の学年もまんべんなく入れる事(最後の試合でレベルが均衡するように。)

・同じ学校の同じ学年がいる場合は同じチームに。

・女の子が2人以上いる場合は同じチームに

・友達同士、兄弟で申し込みをもらっている場合は同じチームに。

初めての体験会で初めての友達とサッカーをするわけです。そりゃあ多少は緊張しますよね。(大人でもするはず。)

そんな中知った顔がいれば少しは安心できます。なるべく同じチームには知り合い同士を入れるようにしましょう。


2-03名前テープ

名前を呼んでもらったら嬉しくないですか?(少なくとも僕はそうです。)

カクテルパーティー効果という言葉を知っていますか?雑音が聞こえる中でも自分の名前だけははっきりと聞こえるような現象です。

それだけ人にとって自分の名前は重要ということですね。また、名前を呼ぶだけで承認欲求が満たされるともいわれています。

つまりカクテルパーティー効果で引き付けて承認欲求も満たす事ができるということです。ただ、コーチからしても初めて会った数十人の子ども達の名前を覚えて呼ぶことはかなりハードルが高いです。

事前に参加者の名前をガムテープに書いて個別にビブスに貼っておきましょう。

体験会中に名前を呼ぶ+褒めるができればベリーグッドです!!


3.メニューの組み立て方

準備ができたらいよいよ体験会当日です。

迷わないようにあらかじめメニューは決めておきましょう。前項でも書いたように難易度の低い簡単なメニューにすることが大切です。



3-01ウォーミングアップ

いきなりボールを使った練習ではなく、まずは体を動かして温めます。

  • おにごっこ

  • こおりおに

  • しっぽ取り

皆がルールを理解しやすく、分かりやすいメニューを選びます。


3-02ボールコントロール(手・足)

足でボールを扱うのは初めてサッカーをする子どもにとってはかなりハードルが高いです。(幼児は特に!!)

  • 手でボールを投げてキャッチ

  • 手でボールを投げて手を叩いてキャッチ

など、簡単なメニューから始めます。

状況を見て全員ができそうであれば足でボールを扱うメニューに移ります。

  • ボールを置いて足の裏でタッチ

  • ボールを置いてインサイド(足の内側)でタッチ

ここでも難しいことはしません。


3-03簡単なメニュー(ドリブル・シュート)

シュートを打ってゴールを決めるのは気持ちいいですよね。

  • ゴールからコーチがボールを転がしてターンしてシュート

  • コーンを置いてジグザクにドリブルしてからシュート

シュートが上手く入ったときには拍手をして褒めましょう。


3-04試合

最後に試合です。最初と最後は「ありがとうございました。」のあいさつで終了するようにします。

事前にレベルが均衡するようにチーム分けしますが、一方のチームが圧倒することもあります。

片方のチームがずっと攻めているなど、一方的な展開になった場合はコーチが負けているチームに入ってパスを出す等バランスをとってください。

また、以下の理由から体験会ではキーパーは入れないようにしてください。

  • なるべく多くゴールが決まるように(盛り上がるので。)

  • 怪我を防ぐため(体験会初日でシュートが顔面に当たって鼻血、、とかサッカーがトラウマになっちゃいますよね。。)

4.クロージング

練習の最後はコーチに挨拶→保護者に挨拶で終了します。

いつもの練習はこれでいいのですが、体験会はクロージングを行いましょう。


4-01クラブ説明

片方のコーチがスクールの説明を保護者に向けて行います。

  • スクールに込めた思い

  • スクールの指導方針

  • 毎週の練習時間について

  • 月謝等、必要費用について

  • 入会手続きについて

しっかり説明できるように手元にカンペを準備しておくのがオススメです。


4-02子ども達へのコミュニケーション

片方のコーチが保護者へ説明をしている間、もう一人のコーチは子ども達を集めてコミュニケーションを取ります。

サッカー楽しかった?もっとやりたい人?毎週同じ場所でサッカーをしてるから来週も遊びに来てね。などの会話をしましょう。

また、体験会はいつもの練習と比べて短めに時間を設定します。(もっとやりたい!という気持ちになってもらうためです。)

いつもの練習はもう少し長い時間やるし、試合もたくさんします、と伝えてもいいかもしれないですね。


4-03立ち位置が大切

子ども達へのコミュニケーション、保護者へのクロージングが終了したら最後に入会手続きです。

保護者は子ども達の感想を聞いて入会するかどうか、を決めます。入会を迷っている親子に対してコミュニケーションが取れるように

出口付近に立っておきましょう。ここで質問をもらうこともあるので会話の中で今の気持ちを聞けるようにします。


5.まとめ

今回は体験会の流れについて説明していきました。

集客を行うために無料の体験会を実施するのは必須です。ただ、なんとなく開催してなんとなく行っても入会には繋がりません。

しっかりと準備を行って申し込みをくれた子ども達を逃さないようにしましょう!

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