森の姫-note

【過去作】詩…「森の姫」

いくら刺しても、射っても、撃っても
私は終わらないから
永遠という名の体を動かしまわり、
意味を探した



だけど、終わりが無いから、壁も何も無いからこそ
今出来ることがわからない
今するべきことが見い出せない
それは、いつやってもいいから



私は羨ましがった
今することに価値がある人間を
それでも、苦しんでいるのは滑稽なものだった
そんなことで悩んでいる私も



寂しい夜を幾度となく過ごし
変わらない泡沫の日を
あなたが来ることで全てが華やいだ



赤く散った目の前



それを悟った



初公開:2014年12月20日
photo by 写真AC https://www.photo-ac.com/main/detail/289860

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