エナドリと国語辞典と午前2:22

1分過ぎた。

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死生観

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生きるのも死ぬのも自由

忘れもしない6月23日の服薬自殺
家中のカロナールを掻き集めて一気に飲み干した

40錠ぐらいはあったはず
とにかく自分が何錠飲んでてアセトアミノフェンが何mg入ってたかとかそんな事気にする余裕が無かった
気付いたら全部飲み干してた

親にボロカス言われて散々貶されて
それでも生きることを強制されて
欲しいと言った覚えもない行き過ぎた愛を無理やり背負わされて

おまけに世界はクソ塗れだし
「天使が生きるには汚すぎる世界だった」
それがしっくり来る世の中とか明らかにどうかしてる

死ぬことも許されない
生きていても型通りじゃなきゃ許されない認められない

自尊心を持てとか
自信を持てとか
誰に似てこうなったんだろうとか
知らねえよお前のせいだろ

自分の思い通りに育てたいが為に
柔らかいパンにカッチカチのバターを塗りたくって来たのはお前だろ
誰のせいで破ける寸前だと思ってんだ

時代錯誤の思想に染め上げられて
友達が苦しんでても正論しか言えない
誰かの相談にまともに乗ることすらできずにその誰かを苦しめた結果にすら気づかない

そんな人間を育て上げたのは誰だと思ってる

優しい心なんか持ってるわけない
誰かを思いやる心も
否定せず全てを受け入れる器も
誰かを傷つけるより自分が折れる寛大さも

全て作り物に決まってる

嘘と欲とナルシズムに塗れた
作り物に決まってる

全てにおいて自分が一番可哀想で
世界で一番苦しんでるのは自分で
何より可哀想で何より美しい
勝手に妄想して勝手に病んで
そしてまた自傷と服薬と自慰に走る

こうやってネット上に愚痴溢して
黒歴史刻んで

自分を悪く見せておどけてやったりして
後から見れば不快感満載の行為でしかないのに
何度も繰り返してしまうのはその変え難い快楽のせいか
快楽至上主義の世界で何度も繰り返すセルフレイプ

苦しくて辛くて仕方がないのに

何度も何度も繰り返すしかない
そうでなければ生きて行けない

自分の生きがいを今自分が存在している意味を
自分を傷つけて苦しめて貶めて
模索しながらなんとか生きていくしかない
それでもまだまだ足りない

これ以上どうすれば良いかわからない
死ぬか
生きるか
そんな簡単な問いすら答えが出ない
優しくて愛に溢れた彼らに彼女らに
何もできないままひっそり壊れていくのか

自分に助けを求める資格なんかない
優しい人は苦手だ
愛に溢れた彼らも苦手だ
こんなクズに愛を注いでくれるあの子が苦手だ

決してお世辞にも頭がいいとは言えないあの子が
必死に僕の生きられる理由を探そうと
一緒に考えて一緒に苦しもうとして
僕と一緒に勉強も頑張ろうと一緒に夜中まで起きて

僕は何なんだよ

そんな行動にも温かい想いにもまるで応えられない
生きている意味なんかない
死ぬ価値すらもない

母に問いたい
何で俺を産んだのか
何で俺の気持ちを無視する行動が平気でできるのか
親の義務を果たすべきじゃないのか
日本国憲法の5文字を忘れたか

それを問う勇気すらも
俺にはまるでない

こうやって書いてる間に気づく
一人称がまるで一致しない
脈絡も繋がりもまるでない
矛盾を抱えて生きてる僕の姿はたいそう醜い

醜悪で
気分が悪い
何とも言えず気色が悪い

明日の朝日すら浴びられず
日光には顔も向けられない
朝が来ることを恐れ
毎日のように夜更けと共に眠る

未だに寝返りを打つと軋むロフトベッドは
気持ちよく眠るには向かなかった
冷感仕様のベッドカバーに染み込んだ血液も
夏用のブランケットに付いたドス黒い血も

いつしか乾いて固くこびりつく

それの何が美しいのか
気持ち悪くて仕方がない

結局自分が死ねば全て解決する
僕が消えれば全て丸く収まる
あの時産まれて来るんじゃなくて
姉と同じ運命を辿れば良かったんだ
行きたいと願わなければ
母体の中で死を選んでいれば

こんなに苦しむ必要はなかった
生に希望を持たなければよかった

そんな事ばかり考え時間はただ過ぎて行く
望んでもいない明日のために
そろそろ寝た方がいいなと現実に舞い戻る深夜3時

己のプライドと自我のために
エナドリと共に眠る