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キューバ1人旅 5 最後のタクシーもナチュラル同伴

 旅先でタクシーとかシャトルバスに乗ったとき、運転手の家族やらが自然についでに乗ってくる、ということがよくある。空いている席があれば、シェアしよう、行先が同じなら、一緒に行けばいい。いたってシンプルな理由だ。

 インドでは1人で行動するのにびびりまくっていたから、ダラムサラで市街地から空港まで1時間タクシーに乗るのにも緊張したけれど、途中で可愛らしい女性が乗ってきて、「my wife!」って紹介されて安心したことがあった。新婚みたいな2人の楽しそうな会話で、話してる内容はわからないけれど、心がなごんだ。運転手と2人きりよりずっとよかった。

 キューバでもハバナからトリニダードに行くとき、運転手の娘さんが助手席に同乗していた。少女を過ぎた年齢の娘は父と会話らしい会話はしていなかったけれど、親子なんだなってわかる空気感だった。

 ハバナ最後の移動は、宿から空港への朝5時発のタクシーだったけれど、もれなくというか、何というか、最初から運転手の彼女らしき女性が助手席にいた。朝5時ですよ?しかも早朝の仕事にいくって訳ではないラフな服装。これは・・・片時も離れたくないっていうやつですか?と思いながら特に触れずに乗り込んだ。途中で、彼女に家族から電話がかかってきて、どこにいるか聞かれたらしく「そう、一緒に来てるの、セニョーラ(年が上の人や、結婚してる人に使う)を空港に送るのに」って言っていたから、やっぱりドライブが目的なのか、嫉妬まじりなのか、よくわからなかったけれど。そのカップルはその後、空港でコーヒーデートしていましたとさ。

ごちそうさまー

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