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RGW期アディ後狂乱V(ローテーション)

1.はじめに

こんにちは、今回もいつも通り狂乱ヴァンパイアの解説をやっていくSHOです!
今回はRGWのアディショナル後ローテ環境に合わせた構築で16連勝の最高記録を達成したので、狂乱ヴァンプを使う上で重要なことをnoteに纏めてみました
といってもカードごとの解説など、詳しい部分は前回のときにやったので、今回は主要な新カードや対面ごとに意識してる事を中心に説明していきます!

2.構築の解説

結 論 構 築

まずデッキについてですが、アディショナル前より変わっている部分があります
アディショナルで追加されたヴァルツ跳躍コンボによってこれまで足りなかったフィニッシュ性能を獲得し、OTKの要求値やユリアスへの依存度がグッと下がりました
もちろん今までと変わらないヴァーナレク入りの構築も事故率が低く安定して高勝率を出せるものの、ユリアスに対する依存度が高くバーンのメタが可能な対面では勝ち筋がほぼないため、ヴァルツ跳躍型のほうが広い対面を見る必要があるランクマではオススメであると感じました
一応11連勝を出したヴァルツ跳躍不採用型も載せておきます↓

アディ前これ単騎でグラマス2なった

3.採用カード

では新カードや前回では解説しなかった主要カードについての解説をしていきます!ここで挙げていないカードは前回で紹介してるのでそちらもご覧ください
https://note.com/vi_ra0208/n/n1a9e8c82bebf

月下の狼王・ヴァルツ

アディショナルで追加された新カードです
最近ではモノヴァンプでの採用が主流ですが、狂乱ヴァンプでも大活躍してくれます!
狂乱ヴァンプは殆どの対面でアビスドゥームロードが有効になることが多いですが、復讐状態に入るにはほぼ自力で体力10にしなければならないため、難易度がかなり高いです
そこでこのアクセラレートやファンファーレで復讐状態になることでアビスドゥームロードの融合が簡単になるため、火力が高く体力10を維持することが難しい対面でも遅延による勝ち筋を拾うことができるようになります
また、8PPにヴァルツファンファーレで復讐に入り、アビスで跳躍以外を全融合して進化を切ったヴァルツを跳躍で疾走させることで11点を3回飛ばすことができます
基本的にはこの使い方が一番多く、シオンやホーリーセイバーなどバーンが効かない相手や、体力最大値を増やしている相手などを軽く吹き飛ばすことができ、ユリアスが引けてない試合でもこの3枚と進化権さえあれば勝ててしまうこともあります
実用的ではないですが、走らせなくても先攻6ターン目の9/9進化置きが刺さるときがあり、僕は一度だけラティカエルフに3回攻撃を通して勝ちました!

月下の跳躍

ハンドレスヴァンプでお馴染みのカードです
よくドローカードが多いのになぜ入ってるのですか?という質問を受けるのですが、アビスの融合で減らすことができる(ただし復讐限定)ので、バリュー高めに使うことができます
33点のインパクトが強いですが、ヴァルツOTKに拘らずヴァンピィに付けて6PPで13点を出したりすることもできます
また、普通に盤面を埋めない2コス2点として使うのも強いです!

まどわしの魔狼

前回では不採用でしたが、構築を組んでいく経過で入れ直したカードです
ユリアスは勿論、ヴァルツ跳躍を探すために1〜4ターン目にドローカードを使うことが多い狂乱では、ドローの隙が大きく、くっつきのいい1コス除去を増やした結果魔狼2枚に落ち着きました
似たような除去カードに鉄球のオーガや忍び寄る残酷がありますが、体力4のフォロワーやベルエンジェルの処理を意識した結果魔狼が一番環境に合っていると感じました

憎悪する愛絶

貴重な回復札です
狂乱の回復カードは殆どが狂乱状態にならなければ働かないため、狂乱でない状態でも即時に大回復できるのがとても偉いです
特にハンドレスヴァンプ相手にヴァルツ憎悪で33点回復したときは最高の気分になれました!
また、回復としてだけでなく、手札を空けて必要なカードが溢れるのを阻止することもできます
ただし、フォロワーがいないと打てない上に手札消費が激しいため、序盤に固まって来られるとちょっと悲しくなります…

致命の毒蛇

地味に有能なカードです
狂乱ヴァンプの最大の課題として、序盤の横展開に対する回答が少なくアグロ寄りのデッキに不利を取ることが多い部分が挙げられます
同じ役割として愛絶の崇拝者やヴァーナレクがいるものの、崇拝者は進化可能ターンになった上で狂乱に入ってないとAOEが使えないので、アグロを捌くための横処理を任せるにはあまりにも遅いと感じてしまいます
またヴァーナレクは1点AOEしか飛ばせないので、ハンドレスやロイヤルに多い体力2の横並べを処理しきることが出来ず、体力が無駄に高いため場残りしてルームサービスデビルなどのあて先になってしまうことが多いです
こういった理由から毒蛇を超える横処理能力を持つカードはローテのカードプールに存在せず、狂乱ヴァンプを使う上でとても貴重な処理札といえます
たまに役に立つ進化後の必殺も忘れないようにしましょう

4.マリガン

基本的に全ての対面で1コスドローとダークオーダー、ユリアスはキープ推奨です(対ヴァンプのハンドレスはユリアスキープはオススメしないが、マリガンの時点ではモノヴァンプの可能性もある)
1コスドローは2ターン目のくっつきがいいカードが他にあれば何枚キープしてもいいです
ダークオーダーは後攻なら1枚もあれば十分だと思います
ユリアスは進化切るまでは3/3バニラでしかないので手札事故を重く見て1枚キープを推奨します
ただし非常に高等なテクニックになりますが、体力の余裕がない秘術ウィッチなどの対面でノノを安着させないといった、相手の処理を誘って強い動きを封じるためにわざと3PP素だしするためのユリアスを確保しておくのも一つの手です
その他の特殊マリガンについては後で解説します

5.戦い方

○基本的な試合展開について
・1〜4ターン目にドロソを打って必要なカードを集めましょう(盤面や体力に余裕がなければ処理や回復に徹しましょう)
・5、6ターン目にユリアスに進化を切りましょう(ユリアスが引けなかった場合は出来るだけ進化権を温存しながら盤面処理や回復、自傷稼ぎ、ドローに徹しましょう)
・7ターン目以降からリーサルを狙いましょう(狙えない場合は少しでも自分の生存確率を上げるための遅延に徹しましょう)

○各対面で意識していることについて

・エルフ

ラティカエルフ(有利) コントロールエルフ(有利)
どちらも全力でドローを回し、ユリアスに進化を切ってヴァルツOTKパーツを集めにいきましょう
また、ラティカエルフにはアビスが刺さるため、進化権を温存しながら復讐状態に入り、7ターン目のカーバンクルラティカOTKに備えておく必要があります
コンエル対面ではユリアスが引けていなかったとしても夜天闇蝙蝠で勝つプランも取れるため、自傷稼ぎを積極的に行うと良いです

・ロイヤル

進化ロイヤル(不利)
ヴァルツOTKを通しづらいので、アビスヴァンピィで削り切るためにもユリアスの起動を優先したい対面です
また、伊達の大見得やアトスなどのあて先を作らないように徹底して自分の盤面を残さないプレイを心掛けましょう
3、4ターン目の展開を崩さないとユリアスを安着できないため、致命の毒蛇はマリガンでも1枚キープ推奨です
不利が付いている理由の大半はエリカによるシークレットスキルの設置が原因であり、効果付与や進化時効果に頼っている狂乱ヴァンプは殆どのカードが機能停止してしまいます
設置されてもいいように、リーサルを狙いつつ狡蜘の悪魔などの低コスでシークレットスキルを流せるカードを確保しておきましょう

来 な い で

・ウィッチ

秘術ウィッチ(不利) スペル系ウィッチ(有利)
秘術ウィッチはとにかくきつい相手です
狂乱に入るために体力13になると速攻で削り切られる上にOTK火力もあり、打点が通せなくても強欲の魔女やライリーといった回復札による遅延性能も高く隙がないです
特に先攻4ターン目にノノを安着されればほぼゲームセットになってしまいます
そうさせないためにも普段のプレイとは変わったプレイが必要になってきます
処理を要求させやすいカードを投げて相手の強い動きを阻害したり、全力で守護を並べてスペリオルコントラクターの打点を抑える必要があります
また、秘術は高い火力を出すためにも盤面の空きが重要になるので、盤面ロックを狙ってみるのもいいでしょう
ユキシマやマナリア等のスペル系のデッキはアビスがとても有効なのでドローしながら全力で復讐状態を目指しましょう
また、ユキシマはユキシマの進化ターンでゴブリンの奇襲以外のカードによる処理ができず、1面しか取れないことが大半なので、先攻4ターン目で守護裏にユリアスを置いたり、ヴァイトで盤面を強くしておくのもいいでしょう

・ドラゴン

アルバハドラゴン(有利) バーンドラゴン(五分)
アルバハドラゴン対面は基本的にヴァルツOTKを狙ってドローを回しましょう
どのみちPPブーストしかしてこないのである程度の盤面は無視しても大丈夫です
パーツが揃わないときはテラーナイトを含めたヴァンピィOTKを狙うのもいいです
また、分割リーサルで削りに行く場合はギルネリーゼのあて先にならないように盤面を残さないようにしましょう
バーンドラゴンはローウェンを連打されるとOTKに近い火力を叩き出されるため、あまり長期戦ができません
そのためにも中盤から積極的に削りにいったり、アビスで遅延していけるように序盤で準備しておきましょう
ただし、たまにいるフォルテは完全体になってしまうと蹂躙のデーモンしか取る術がないので注意しましょう
また、フィルレインでコストが上がるのがかなり厄介ですが、アビスに限っては融合でコスト6に戻すことができるのも覚えておいて損はありません

・ネクロマンサー

フラムグラスネクロ(有利)
アビスがとにかく刺さる相手です
霊体の侵入やレイダーで轢き殺されないように体力を調整しつつ、アビスを融合しておく準備をしましょう
主な回復手段をギルネリーゼに頼っていたり、スージーのあて先やリーサル時の盤面空けが必要な場合が多いため、自分の盤面を残さないように意識することが大切です
盤面ロックは自壊によってある程度解除されてしまうので割り切りも必要になる場面が多いです
ヴァルツOTKを狙う場合は採用されていることが多いベルエンジェルを警戒してテラーナイトを温存しておくといいでしょう

・ヴァンパイア

ハンドレスヴァンプ(微不利) モノヴァンプ(五分)
ハンドレス対面はあて先を残さないように狂乱達成を目指すことが大事です
体力を削れば相手のリーサルが近づいてしまうのではないかといった意見もわかりますが、狂乱は狂乱達成できなければそもそも回復もできないので自傷しないとズルズル負けに直行してしまいます
そのためにも盤面を捌きつつ自傷することが重要なので毒蛇をなんとしてでもキープしておきたいです
耐えれば勝てる対面なので自分からリーサルを狙いに行く必要はなく、全力で遅延し続けることを意識すれば大丈夫です
ただし少しの油断でもトップ解決で咎められる為、盤面処理や回復を甘えないようにしましょう
モノヴァンプ対面はヴァイト等で並べてヴァンピィで削りに行くプランが有効です
並べられそうにない場合はとにかく進化権を残して復讐に入り、相手よりも多めにアビスが投げれる状態を維持しておきましょう
またドレッドオーラを貼られていない状態であれば、相手がアビスを投げる前に毒蛇をポン置きしておくことで相手のアビスを牽制することができるのも覚えておきましょう
復讐ケアは返しにリーサルされそうなときやアビス投げられなければ勝てるときは積極的にしましょう
相手の勝ち筋を増やさないようにすることが大事です

・ビショップ

回復ビショップ(有利) 守護ビショップ(有利)
回復ビショはアルバハドラゴン対面同様、とにかくドローしてヴァルツ跳躍を狙いに行きましょう
ただし後攻だとホーリーセイバーが間に合ってしまうため、7ターン目OTKを目指してユリアスとヴァンピィのパーツを集めることに徹しましょう
ヴァルツOTKを通す上でズラトロクのエンハンスや2面守護が厄介なので、テラーナイトを確保しておいたり、盤面に進化置きした毒蛇を残しておく等の準備もしておきましょう
守護ビショはユリアスを全力で探し、ドレッドオーラやナイトメアタイムよりもブラッディネイルを優先して打ちにいくことを心がけましょう
回復手段があまりないので、ブラッディネイルをかけてしまえばヴァンピィやテラーナイト等でホリセ前にガンガン削りに行けば確実に勝てます
一度ホリセを着地されるとホリセ連打による遅延でアルバハやウィルバートでのフィニッシュまで持っていかれてしまうので、捌き切って耐える準備をするよりは7までに削り切るつもりで攻撃的なプレイを優先しましょう
また、守護ビショには序盤の盤面を処理する手段がフルパワーカルミアしかいないので、後攻2ターン目に狡蜘やキャッスルで守護を立てて、3ターン目にユリアスをぽん置きすることで後4にユリアスのスペル全てを使うことができるため、積極的にユリアス設置を狙っていきましょう
このとき、3ターン目のズラトロクを警戒しなければならないので、キャッスルよりも狡蜘を優先して出すといいです
後は、8ターン目まで打点がほぼ飛んでこないのでドレッドオーラをあえて打たずに自傷することで復讐に入り、アビスを投げて削り切るのもオススメです

・ネメシス

人形ネメシス(微不利) 共鳴ネメシス(微不利)
人形ネメシスはアグロ展開が強く、カシムローザや花園に咲く人形などの処理も必要となるため、毒蛇のキープを推奨します
バーンや疾走の火力による押し込みが辛いので、とにかく回復できるように狂乱達成を早めに済ませておきましょう
オーキスやジェットパックガンナーによる突然のリーサルも警戒しなければならないので、体力を多めにキープしたり、守護を並べたり、攻撃力の低い相手フォロワーを放置して盤面ロックを狙ったりといった細かいプレイが必要になってきます
また、長期戦になるほどリーシェナによる黒の章のダメージが地味に重く、耐えれば勝てる対面ではないため、自身も常にリーサルを狙っていくことが大事です
共鳴ネメシスはカシムユアン以外では火力を出す手段に乏しいため体力に余裕があるものの、神器鳴動やシオンによる対フィニッシュのメタ性能が高く、遅延されるとアルバハの直接召喚によって詰みにもっていかれることが多いです
長期戦に余裕がもてるようにするためにユリアスの進化は必須なので、マリガン以降の動きは全力でユリアスを探し、カシムローザを出されたら処理に転換しましょう
特に、ユアンの顔面バーンを封じるドレッドオーラは必ず打っておきたいです
勝ち方としてはヴァルツ跳躍でもヴァンピィでも相手のメタカードによって一長一短になる部分があるため、相手の動きに合わせて立ち回りを変えましょう
基本的にシオンはヴァルツ跳躍で貫通できるため、神器鳴動でギルティシールドを設置されてもいいように、中盤はヴァンピィで積極的に顔を削りに行く動きを優先するといいです
また、ギルティシールドを設置させないように相手の手札が溢れる頃合いをみて神器の使者を倒したり、キャッスル置きでカシムローザユアンなどを放置して回復しつつ盤面ロックを狙ったりするのも有効です
特にカシムによるターン開始時の共鳴時1点AOEでロックが成立することが多いです
他に気を付けることとして、自分のターン中であっても相手のカシムローザの効果が働くため、ベルエンジェルやオートマティックメイデンの処理には注意しましょう

来 な い で

6.最後に

僕がランクマで意識しているものは対面ごとの動きだけではありません
ドロー、自傷稼ぎ、フィニッシュ手段、盤面ロック、盤面処理などといった幅広い選択肢が取れてしまうのが狂乱の面白いところであり、感覚で慣れるようになるまで難しくも感じる部分です
特にリーサルプランを立てれるカードがブラッディネイル、ヴァンピィ、ヴァルツ、アビスと多様なことに加えてローテーションのゲームスピードが高速化している背景もあり、早い段階で勝ち筋を見定めなければならず、どのプランを切っていくかの判断が試合展開を左右します
他にもユリアスの捨て札や、7ターン目アビスの時に跳躍とヴァルツorヴァンピィどちらを残して他全部融合するかなどでも決断力は求められます
こうした決断力を発揮するためには対面するデッキへの理解が大切です
なぜなら狂乱ヴァンプははっきりいってデッキパワーはそこまで高くないため、そのターンで相手の出せる打点、あて先が必要なカード、保持しているメタカードの役割などしっかり把握しておかなければ自分の勝ち筋を通すことができないからです
ですが、そういった読みを通した上でその試合に勝つととても気持ちがいいものです
特にメタカードを対策札で乗り越えた先でぶっ放すヴァルツ跳躍OTKなんて爽快感が凄まじいですからね!
そういった理由から、自分の実力に左右されやすく、使ってて飽きない楽しさが狂乱ヴァンプの魅力だなと感じました

と、ここまで書いてきて今更なんなんだと思われるかもしれませんが、ユリアスと蹂躙のデーモンはあと2週間でローテ落ちしてしまうため、新規追加がなければデッキとして成り立つか怪しくなってしまいます
使用者の少ない狂乱ヴァンプで楽しめるのも今が最後のチャンスということであり、要するに

急げ!! みんなも狂乱ヴァンプ使おう!!

最後までご精読くださり、ありがとうございました


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