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鍼灸学生時代にやってた勉強法と現代の勉強法

僕が鍼灸学生時代にやっていた勉強法を紹介しようと思います
職場でいま(2022年)鍼灸学生さんの臨床実習が必須となり学生さんと定期的に会うので自分の勉強法を話す機会が増えました
あとから「あ、これもやっていた」と思い出すので同じ時間を過ごすのであればぜひ有意義な時間を過ごしてもらいたいと思っているのでまとめることにしました

少しでも勉強の参考になれば幸いです


事前準備
勉強を始める前にまずは準備です

現代ではスマホは必須

しかしスマホが気になって勉強ができないという声も多いです

集中するためにスマホは電源オフにしましょう

後述しますがキッチンタイマーを使うとどのくらい時間がたったかわかるので便利です

勉強法1 とにかく紙に書く+α


これは特に経穴で有効でした。現代では否定的な勉強法かもしれませんが日本人でも読めない漢字、初めて見る漢字が多いので書いて覚えるしかありませんでした。スマホ変換もまずでません。国家試験は四択かもしれませんが学校の試験は筆記だったりします。もちろん漢字でないと点数はもらえません


+αで声に出しながら書いてました


大敦(だいとん)大敦(だいとん)大敦(だいとん)大敦(だいとん)大敦(だいとん)大敦(だいとん)大敦(だいとん)大敦(だいとん)大敦(だいとん)大敦(だいとん)


そんなことかよと思う方もいると思います

そんな方に問題を出そうと思います

問題 以下の読みをこたえよ
厥陰兪
頷厭

一応記事の一番下に答えを載せておきます

書くことが有効なのがお分かりいただけると思います。


勉強法2 並行学習

勉強する際はA教科とB教科と二つか三つをするように決めていました

この時にキッチンタイマーで時間を決めて交互にするようにしてました

いまでは「ポモロードテクニック」という25分集中して5分休憩というのがあるようですが当時は知らなかったので60分勉強して10分休憩で勉強してました

お昼をまたいで勉強するときは食べた後は眠いので睡魔と戦わずに20分間寝てその後に勉強を再開していました


実例

解剖学(筋:上肢)を勉強法1書いて覚える

生理学(血液)

解剖学(筋:上肢) の問題をする
解剖学(筋:下肢)

生理学(血液)の問題をする

解剖学(筋:下肢)の問題をする
解剖学(血管の走行)を勉強法1書いて覚える

生理学


以下繰り返し

でインプット→アウトプットを繰り返していました

勉強法3 見る回数を増やす

暗記するもの(要穴表など)や間違えた問題をA4に書いていつも見えるところに貼ったり、小さいノート(A6)に書いて歯磨き中や移動中、バイト中(朝と夕方に入ってた)の暇なときにこっそり見てました

学校でも国家試験に関係ない教科の際は見たりして少しでも覚えるようにしてました

勉強法4 +α 付け足す

そのままですね

問題を間違えてノートに簡単な解説を書いているとします

そこに関係するほかの教科のものを付け足していきます

こんな感じです

問題
ローテーターカフに含まれないのはどれか?

1棘上筋
2棘下筋
3三角筋
4肩甲下筋


問題
ローテーターカフに含まれないのはどれか?

1棘上筋
2棘下筋
3三角筋
4肩甲下筋


答えは「3」三角筋ですね

三角筋の支配神経は何?

答え「腋窩神経」

という具合です

さらに

腋窩神経支配の筋は?

答え「三角筋」「小円筋」

とつなげていきます


人に説明する

勉強芸人のロザン宇治原さんの勉強法
最近だと10歳の子供にもわかるように説明する

10歳の子供が周りにいない!11歳の子供じゃだめですか?

そいうことではなく知識のない人にもわかりやすく伝えるようにするということです

難しい専門用語はわからないのでたとえを出す必要がある

相手が知ってる分野に置き換えて説明する

たとえば相手が野球が好きだった場合は昔この選手が言っていたのに近いかもね

と説明すると選手の言葉を使っているのでわかりやすいのと説得力が増す

自分自身も調べて知らないジャンルについて知れるので知識の幅が増える

といいことづくめ

勉強法5 マインドマップ

マインドマップでノートを作ることです

ノートを作って覚えるにはそのノート、まとめ方が

・理解を促してくれるかどうか

・記憶を定着させてくれるかどうか

・理解して記憶したものが想像力につながるかどうか

成果につなげるには理解し記憶し想像すること

この三つを満たしてくれるものがマインドマップ


本当でしょうか?

2006年の海外の比較実感で何もしないグループとマインドマップを使ったグループで記憶の差が中程度から大程度でた


ただし個人差も大きい
もともと頭のいいひとや記憶のいいひとには効果は薄い
そもそも頭いいひとにはきかない
マインドマップの階層構造が大事
バラバラより関連する単語が紐づいていたほうが覚えやすい
思い出すときにこの単語はこの単語の下にくっついてたなとか
「覚えたいところ<覚えられない」ところには絵を書き足すと記憶に定着しやすい
実際に使うとこうなります






このように単語に紐づけて階層構造にしていきます

するとこのくくりだとこれが含まれているというように絵でも理解できるので効率が上がるというわけです

解剖(脈管系、神経系)や生理学(消化酵素、分化)や経穴(要穴表)など使えそうな教科は多そうですね


アンダーラインは使わない


教科書にアンダーラインはひかない
たしかに重要な覚えたいところには引きたくなります
しかし重要な単語はそもそも太字になっていることが多いですしアンダーラインをひくとアンダーラインだらけになります
なので重要なところには記号を付けるとのこと
問題をして答え合わせをし間違えた問題には記号を付ける
また別の日に問題をして答え合わせをする
すると間違えた問題に記号がついていた場合同じ問題を間違えているとわかる
自分が覚えられないところが浮き彫りになってくるということ!!

まとめ

インプット→アウトプット

いろんな本を読んで知識を蓄えて実践する

あるときに閃く、降りてくる

勉強しても何もならないよ時間の無駄だよという方もいると思います

本を読んでも勉強しても読み切った明日から収入が上がるのかと言われれば確かにノーです

ですがアイデアもある程度知識がないと閃かないと思っていますしまずは吸収することが大切だと思ってます

自分自身に言えますが読んで満足、勉強して満足のノウハウコレクターにならないようにどう使うかですね

少しでも役に立ったら幸いです






問題 以下の読みをこたえよ
厥陰兪(けついんゆ)
頷厭(がんえん)



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