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新戦力紹介⑦

7回目は中川雄二GKコーチ。
松本山雅からやってきたコーチを紹介したい。

1.経歴

山口県出身で国見高校へと進学する。
同期には元日本代表の都築龍太がおり共に切磋琢磨し、ポジション争いを行なう。
その成果もあり、世代別代表入りを果たしU-17世界選手権のメンバーにも選ばれる。
同大会では曽ケ端準(元鹿島アントラーズ)や稲本潤一(元SC相模原)、小野伸二(コンサドーレ札幌)、高原直泰(沖縄SV)といった後の日本代表選手と共に戦った。
国見高校を卒業後は明治大学へと進学する。
4年時には関東大学サッカーリーグ2部でベストイレブンに選出される活躍を見せ、JFLのYKK APに入団する。
2001年から7シーズン中心選手として活躍。
2008年からはYKK APとアローズ北陸の合併によって誕生したカターレ富山でプレーを続けることとなる。
2009年にカターレ富山はJ2に昇格し、30歳にして初めてJリーグでプレーすることとなった。
2シーズンJリーグでも主力としてプレーをしたが、2010年シーズンを持って現役を引退した。

2011年からは富山のアカデミーのコーチに就任。
2シーズン務め、2013年からはトップチームのコーチに就任する。
2013年から3シーズン富山に在籍し、2016年からは松本山雅に移ることとなる。
松本山雅では6シーズンコーチを務め、J1昇格にも貢献したが今シーズンいっぱいで退団となった。
教え子には日本代表のシュミットダニエル(シント=トロイデン)や守田達弥(サガン鳥栖)等がいる。

2.最後に

今シーズン失点が止まらなかった松本山雅からGKコーチを呼んできたことに少なからず不安は持っている。
だが、経歴を調べていく中で育てた選手を見ると優秀な指導者であることも感じた。
自身が小柄な選手であっただけにポジショニングや飛び出しのタイミング、キャチングの技術やビルドアップの面でGK陣の向上に期待が持てるかもしれない。
前任の山岸範之コーチが優秀であっただけに期待値も高まるが、体型を見ても現役時代は全くタイプの異なる選手であっただろうことは推測できるため指導にも変化は見られるだろう。
シュミットダニエルや守田達弥と大柄な選手を育ててきた実績を考えると小泉勇人や山内康太の成長にも期待したいところ。
2人が河田晃兵、岡西宏祐を脅かすレベルに成長できればチーム力は確実に高まる。
コーチ陣が変わったことでポジション争いは一からの再スタートとなるだけにGKの争いに注目していきたい。

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