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熱きシビックの誕生:チューナーの情熱と技術

4月21日(日)ツインリンクもてぎ、シビックオーナーズミーティングで会いましょう。

今日は、午前中から昼過ぎまでの時間帯を、事務作業と外出で埋め尽くされた一日であった。外出の目的は、陸運局と板金屋への訪問であり、これらは自動車に関わる業務の一環として不可欠なものである。このため、実質的な作業は夕方からの開始となり、時間的制約の中での作業効率化が求められた。本日のメイン作業は、シビックタイプRの車高調の取り付け作業である。特に注目すべきは、現行のFL5モデルとその前モデルであるFK8に共通して見られる、フロントのストラット式サスペンションの複雑な構造である。個人的な課題として、脳内でのイメージ作りや想像が苦手なため、初めてこれらのサスペンションを目にしたとき、それぞれの部品がどのように機能するのかを理解することができなかった。しかし、実際に分解作業を進めることで、徐々にその複雑な構造を理解していくことができたのである。

工数表を参照すると、フロントサスペンションの脱着作業には約5時間を要することがわかる。この時間は、経験と技術の蓄積により、多少の短縮が可能であるものの、それでもなお大きな労力を要する作業であることに変わりはない。近頃では、FL5とFK8のチューニング作業への依頼が顕著に増加しており、特にFK8モデルは中古市場での流通もあって、チューニングを望むユーザーが増えている。これらのモデルにおけるサスペンションの交換作業は容易ではないが、そのような難易度の高い作業を信頼して任せていただけることに対して、深い感謝の気持ちを抱きつつ、また一台の熱いシビックを世に送り出せることを、心から楽しみにしている。この作業を通じて、自動車という機械との対話を楽しみながら、技術の磨きをかけていくことが、日々の仕事の中での大きな喜びであり、やりがいである。

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