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オイルジェット制御の秘密:スプリングとチェックボールの組み合わせ

4月21日(日)ツインリンクもてぎ、シビックオーナーズミーティングで会いましょう。

現在、私はランサーエボリューションのエンジンオーバーホールに取り組んでいる。ピストンを冷やすためのオイルジェットを洗浄していた時、ある疑問が頭をよぎった。それは、オイルジェットを固定し、オイルを供給するユニオンボルトについてである。このボルトは油路にスプリングとチェックボールを備えており、通常は塞がれた状態になっている。この構造にはどのような意味があるのだろうか?整備士の中には、このような基本を知らないのかと驚く人もいるかもしれないが、私はこれまで知らなかったのだ。

私は日頃から、チーフメカニックに疑問を持って仕事をするよう、そして構造を理解した上で組み立てていくよう指導されてきた。チーフメカニックのもとで働き始めてから、このような気づきや疑問が湧いてくるようになった。ユニオンボルトのこの独特な構造についてチーフメカニックに質問したところ、「まずはエンジンオイルの油路を絵に描け」との回答が返ってきた。私は想像力が乏しいため、考える際には絵に描いてイメージしやすくするようにとのアドバイスである。実際に絵に描くことで、さまざまなアイデアが浮かび、疑問が解決するヒントが得られることが多い。また、絵を描く過程で、誤った知識を持っていたことに気づくこともある。


今回の学びを有料のページに記録として残そうと思う。そこには、ユニオンボルトにチェックボールを入れる意図をメモとして詳細に記載するつもりである。これは私の成長過程の一部であり、疑問を持ち、答えを求めることが、技術者としての向上に繋がると信じている。

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