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【クリエイティブ】『DiXit』というボードゲームで発想力鍛える

知っている人はどのぐらいいますか?

DiXitというのはボードゲームのひとつ。正しい読み方は『ディクシット』。ドイツで大賞を取ったこともある、その界隈では有名なものらしい。

簡単に説明すると、まずいろいろなタイプのイラストが書いてあるカードをメンバーに6枚ずつ配る。そのうち1人が”語り部”となり、その人が手元のカード1枚を選んで、連想する言葉を考え場に裏にして出す。残りのメンバーは語り部が言った言葉に近いカードを、自分の札から1枚選んで、同じく場に裏にして出す。”語り部”は場に出されたカードをシャッフルして表にして並べて、語り部以外のメンバーはどれが”語り部”が出したカードか当てる。当たった人数によって各自に点数が入り、最初に規定の点数に達した人が勝ち、というもの。ちなみに”語り部”にとっては、全員に正解されても全員が不正解でも得点が入らない。つまり”語り部”は、特定しすぎず、外しすぎてもいない絶妙なワードを選ぶ必要があるということ。

私は、このゲームをボードゲームカフェで初めて知りました。メンバーは私を含めて4人。4人共、一言で言うと理系の社会人。

やってみるとわかる。これは言葉を扱う人にとってもってこいのゲームだ。

語り部にとって画像大喜利的要素もあり、全員正解になってもいけないから多少幅を効かせたワードの想像力、かつ全員に不正解になられてもいけないという平均的な思考も持たなければならない。語り部でない時は、「なるほど、この絵はそういう見方もあるか」といった発想力が必要になってくる。クリエイティブに必要な要素が詰まっている、というわけ。

例えば、”丘の上でシャボン玉を吹く人”を描いたカードがあった。これを、”語り部”は『暇人』と言った。しかし、語り部以外の人が『海でぼーっと船を眺めている人魚』を描いたカードを出して、これはもうわからない。回答は割れた。そうなると、この2人共にそれなりに得点が入る。この表現はかなり絶妙。

そして、私はある失敗を反省した。『頭が開いて鳥が数羽飛び立っているおじいさん』の絵を、私は"語り部"として「こういうロボット」と言った。他の人が『タコのロボット』の絵を出したから、私は心の中でガッツポーズをした。が、蓋をあけると全員が私が出したおじいさんに投票していた。そうだ「こういう」という言葉が余計だったのだ。他のメンバーは、「ストレートにロボットって言わないからタコじゃないと思った」と。

まあ、きっと私が失敗した表現はこれだけではないかもしれないけど、なんとなく1番印象に残ったのはこのゲームでした。クリエイティブなみなさんも、息抜きにぜひ仲間とプレイしてみてください。

ちなみにDiXitの他には『カタン』『コードネーム』『犯人は踊る』『コンプレックス人狼』をプレイして、5時間パックがあっという間に終了した日曜日の午後でした。






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