「髪の毛切ったよね？」って女の子に伝えたのに実は「切ってない」みたいな時って変な空気になるよね〜！みたいな承認のポイントを外さないでねって話

こんにちは。

獣医専門予備校VETの永目です。

今日は大好評「承認」シリーズの第二弾！

前回は「承認」する時のスタンスや効果などについてお話しました。

今回は、さらに踏み込んで承認する際の伝え方についてお話していきます。

承認のポイントを外すと、せっかく生徒のやる気が上がりかけているのに下がってしまったり、場合によっては逆効果になってしまいます。

承認する時に、相手について伝えるメッセージには４つ種類があります。

①YOUメッセージ
②フィードバック
③Iメッセージ
④Weメッセージ

①Youメッセージ

Youメッセージは「あなた」が主語になっている承認の伝え方です。発信側の人の意見や評価が入ります。

ex1) キミはいつも勉強がんばっているね！
ex2) キミは成績がいいね！

いわゆる一般的な「褒める」時に使いやすい言い方です。ただこのYOUメッセージには弱点があります。

それは・・・

相手が「ネガティブな人」や「とても自分に厳しい人」だと、嬉しくない・受け入れられないということです。

例えば「自分は数学が全然できない・・・」と思ってる人に「キミはいつも勉強がんばっているね！」と伝えたとします。

どう感じるでしょうか・・・

素直に「褒められた！嬉しい！」と思ってくれるでしょうか。

もちろん喜ぶ人もいるかと思いますが、どっちかと言うと以下のように思っちゃう気がしませんか？！

「いやいや自分なんてがんばってないよ。ていうか勉強頑張れてたらこんな成績とってねーよ」

そうなんです。Youメッセージは、発信側が肯定的なことを伝えたとしてもそれを受け取り手は「否定」できてしまうんですね。

②フィードバック

①のYOUメッセージに似ていますが、数値化・具体化して評価をせず事実を伝えることです。

ex1) 今日は２時間勉強したね！
ex2) 目標の80点が取れたね！
ex3)さっきできなかったこの問題が解けるようになったね。

数値化・具体化して事実を伝えることで受け取り手による「否定」がしにくくなります。客観的な事実だからです。

したがって、見てくれているんだという安心感につながります。

③Iメッセージ

主語を「私は〜」にして、相手がしたことで自分がどうなったかの事実を伝えます。

ex1) 〇〇君が目標の８０点を達成して、僕は嬉しいよ。
ex2) あなたがそう言ってくれたから、私は励みになりました。

このメッセージは受け取り側が「否定」をすることが難しいです。発信した側がそう思っていると言う事実は変えられないからです。

さらに、受け取り側は「相手の役にたてたんだ」と褒められたこと以上に、嬉しくなることもあります。

ただ、注意しないといけないのが「お世辞」だと捕らえられてしまうと、効果がありません。

なので、自然と言葉が湧き出てきて心からそう思える時にいいましょう。

④Weメッセージ

こちらは、最上級のメッセージの伝え方です。③Iメッセージをさらに拡張させて、私だけでなく周りのみんなに与えている良い影響などを伝えます。

ex1) キミの勉強を頑張る姿を見て、他の生徒みんなが励みになっているよ。
ex2) キミがあの場で発言してくれたことで、皆んなが意見を出しやすくなって沢山の意見が出たね。
ex3)キミの成績が上がって、感動して皆んな泣いていたよ。

これは、さらに多くの人に役に立てたと思うことができ、大きな効果があると言われています。

いかがだったでしょうか。伝え方にもいろんな伝え方がありますね！

いろいろ言いましたがまとめると「承認」のポイントは

「具体的であること」

だと思います。

相手のどういう場面のどういう行動や発言がどういう効果や貢献をしているのかを直接言葉にして伝えて上げることが肝心です！！

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