その「質問」はなんのため?!生徒のやる気を引き出す質問・やる気を下げる質問について。
こんにちは。獣医専門予備校VETの永目です。
突然ですが、学校の先生や塾・予備校の先生・さらには保護者のみなさまに「質問」です!
例えば生徒さん・お子さんが宿題を明日提出予定の宿題を全くやっていなかったとします。なんと声かけしますか?!
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わたしの経験上、こう言う風に「質問」をする人が多いのではないでしょうか?!
もちろん、先生方も保護者の方も大事な大事な、生徒さん・お子様のことを思っての発言だと思います。
指導者として、保護者として「宿題をやってほしい」と思うことは当然です。
でも、せっかくのそんな思いもこの「質問」によって逆効果になってしまっているケースがほとんどです。
まず「質問」には詰問と質問の2種類あることを理解しましょう。辞書で調べると以下のように書かれています。
詰問・・・相手を責めながら、返事を迫って問い立てること。
質問・・・わからないところや疑わしい点について問いただすこと。
もうちょっと違いをわかりやすくするためにまとめてみました。
先ほどの「なんで宿題やってないの?!」という問いかけは詰問と質問どちらにあたりますか?!
おそらく、詰問ではないでしょうか。
その証拠に生徒さんやお子さんが「なんで宿題やってないの?!」に対して
「いや、だって最近新しく買ったゲームが面白くて、つい宿題のこと忘れてたんです〜」
とちゃんと「質問」に答えた時に、いらっとしませんか?!笑
それは質問意図が「相手をコントロールしたい」とか「自分を納得させてみろ」というものである「詰問」をしているからです。
先生「宿題やった?!」
生徒「やってないです」
先生「なんで宿題やってないの?!」
生徒「最近買ったゲームが楽しくて忘れてしまいました」
先生「ふざけんな!!!」
生徒「・・・・(あーあー早く終わらんかな〜ゲームしたいなあ〜)」
人間は他人からコントロールされるのを本能的に嫌うので、詰問をするとその意図を感じ取って、相手の期待する行動と逆の行動をとってみたり、一気にやる気が無くなったりします。
また詰問の特徴として「過去のマイナスなこと」にフォーカスして「WHY(なぜ)」を問い詰めてしまうことがあります。
過去のことは過ぎてしまったことなので、もうどうしようもないので、何も言えません。
では、この場合どう風に聞けば、効果のある質問になるのでしょうか。
以下に質問の様子を例示していきますね!
先生「明日提出の宿題ってやった?」(事実の確認)
生徒「やってないです・・・」
先生「できない理由があれば教えてもらえる?!」(感情入れず情報として聞く)
生徒「実は最近買ったゲームが面白くてつい宿題のことを忘れてしまってて・・・」
先生「そうか。ゲーム楽しいもんね。」(受容する)
「宿題はどうするつもりだったの?!」(感情入れず情報として聞く)
生徒「今日の塾が終わってから寝ないでやろうと思ってました。」
先生「そうか。やろうしてたんだね。えらいね。でも徹夜は翌日が大変じゃない?!」(需要と承認)
生徒「はい。笑」
先生「次からゲームも全力で楽しみつつ、宿題も徹夜せずにできるようになれるとしたらどうかな?!」
生徒「できればそうしたいです」
(※ここで生徒の口で「宿題をやりたい」と言わせることが大事。もしやりたくなかったら無理強いしない)
先生「じゃあ、どうやったらできるようになるか一緒に考えようか。どうしたらいいと思う?!」
感情をグッと抑えて、
・相手の言葉を全て受け入れる。
・決めつけや判断をせず事実を情報としていれる。
そんな姿勢が生徒やお子さんの「ちょっと話聞いてやってもいいかな」という信頼につながります。
また「過去のマイナスのこと」を問いただすのが詰問ですが、それに対して質問は「未来のプラス」のことのために「HOW(どうやって)」を引き出すために行います。
まとめると・・・
こんな感じで、詰問から質問に切り替えていくだけで生徒は一瞬で変わります!
ぜひ、試して見て下さい^^
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