見出し画像

【コラム】計算ミスをなくすには?

こんにちは。獣医専門予備校VETのながめです。
高校生や浪人生から相談を受けることが多いのがこの質問です。
いくつか段階がありますので段階ごとに解説していきます。

[step1]トレーニングが必要
そもそも計算の知識や練習量がたりない。例えば小学校高学年レベルの分数・小数・割合の計算ができないor遅い生徒が一定数います。中学レベルでいうと連立方程式が大学受験では大事になってきます。そのあたりにまず課題がある生徒は年齢関係なく、毎日計算練習用のプリントを渡してタイム測定をさせます。



[step2]ノートの使い方・字の丁寧さ
計算のスピードや知識 に課題がない場合、ノートの取り方や字の見やすさが影響してきます。分数の式を1行に無理やり押し込んだり、ノートを節約しようと思って小さい字で書く生徒がいます。小さい字でぐちゃっと書くと当然ですが見間違いが起こります。しつこく言ってすぐ直してもらいます。
これを言うと「ノートにお金がかかる」という反論がたまにあるのですが、気になるということであれば、ipadを使うか、ホームセンターでA4のコピー用紙がノート3冊分くらいの値段で大量に手に入りますのでそちらに書くように言ってます。

[step3]メンタル面
特に勉強ができる生徒で多いのがこのメンタル面です。計算のやり方やスピードに自信があるために油断してミスしているケースが多いです。なので「自分がミスするのは当たり前だ」というマインドにした方がいいと指導します。
自分は完璧で「たまたま」ミスったというマインドだと、計算ミスの責任の所在が「運」とか「たまたま」とか「見間違い」とかあいまいなものになってしまい「自責の念」に駆られることがなくなります。自分が「絶対ミスする人間」と認識していると確認を怠らなくなります。
たとえば赤ちゃんがいる部屋の机に熱々のコーヒーを置いておくでしょうか?「あかちゃんは絶対にコーヒーをひっくり返すだろう」と思うから事前に片付けておいたり、手の届かないところに置いたりするはずです。
自分がミスする人間だと思っていると「分数でよく間違えてるからもう一回見直そう」とか用心するようになるのです。

ここまでやるとだいぶ減ります。
恥ずかしながら私、ながめも数学の先生をいまでこそしていますが、高校生の時は計算ミスをかなりしていました。笑

でも「自分はミスする人間だ」と思うようになってからミスがびっくりするくらい減りました。(まだ全然するけど99%減りました)

と、ここまで書いて思ったのですが、この内容って「仕事でミスをする人・しない人」にもつながるので、受験と仕事って共通点多いなって改めて思いました笑

今がんばればお仕事にも役にたつマインドが手に入ると思うので生徒の皆さんがんばっていきましょう〜!

============



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?