〜プロコーチ編#1〜30歳からの挑戦
現在、動物病院に勤める獣医師6年目の岩屋大志郎(いわや たいしろう)と言います。
これからの挑戦や今の悩み、考えていること、等身大の自分をつらつら書いていこうと思います!
プロコーチへの挑戦!
現在、臨床で勤務しながら認知科学に基づくプロコーチ養成スクール(Mindset coaching school)に通っています。
ここでは、“人間の脳の仕組み”を徹底的に理解したり、実際のワークで体験したりを繰り返しています。宿題も結構出ますし、卒業試験ありと久々に課題に追われる楽しい日々を体験してる最中です!
コーチというと、スポーツを連想されることが多いと思いますがそうではありません。生活の全てに関わることができますし、職業機能として凄まじく価値が高いと思ってます!まだ日本では一般的ではないですが、今後確実に広がってくると思いますよ。
(※既に急成長しているコーチング会社も)
なぜ突然、獣医師がプロコーチになると言い出したのか。
これまでの人生の悩みや葛藤を掘り下げてお話できたらと思います。
とその前に
コーチングで1番大切なこと
コーチングで最も大切なことは“ゴール設定”です!これに尽きます!
ただ、おそらく皆さんが思う“ゴール”とは言葉の定義が全然違います。
“看護師”の使うコールと、“飲み会大学生”が使うコールくらい違います笑
一般的な“頑張って達成できそうな目標”とかいう意味ではないんですね。
そんなんで脳の認知が変わるんだったら誰でもダイエット成功してるはず。
ゴールの定義については以下の3つを満たすものですが、
詳細は次回以降の投稿でしっかり解説します!
・心の底からやりたいこと
・オールライフに設定すること
・現状の外側であること
とにもかくにも、このゴール設定が無茶苦茶むずかしい。
そもそも心の底からやりたいことって皆さんスッと言えます?
因みに
『あの人の役に立ちたい』
『他者に褒められたい』
『過去の自分と同じ境遇の人を救いたい』(自己投影)
『良い人(上司、親、部下、職業etc)と思われたい』
この辺は典型的なやりたいことだと勘違いされてるものたちです。
これらは全て他人軸外圧から形成される動機の為、対象者がいなくなると途端に行動をとらなくなるからです。
そんな自分も条件の1個目からつまづいた訳ですね、、
それでいてオールライフ?現状の外?はて?
これをどうにかするのがコーチの役割ではあるんですが、自分ができないことを人に教えることはできないと思っているので、しっかり自己適用をしている最中です!
そんな過程も届けられたらと思います。
“めいし”で語る日本人
皆さんは小さい頃から、周りの大人にこんな質問されてこなかったですか?
〇〇ちゃんって将来何になりたい??
そうすると、仮面ライダーとかお花屋さんとか、今ならYouTuber、Tic Tokerとかって答える訳です。これって“名詞”で答えてるの分かります?
ただ、なってから何したい(動詞)?と聞くと途端に答えられないケースが出てくるんです。
でもこれって本来逆じゃないですか?
やりたいことがあって、それに近い職業はなんだろうって探す順番ですよね。
そういった思考を小さい頃からできない環境で育つとどうなると思いますか?
そんな子が大人になると今度は“名刺”で語り始めます。結局は名詞…。
〇〇さんってお仕事は??
職業は、営業、コンサル、接客、IT関連、商社、〇〇資格保有などなど
ただ名刺(名詞)を見ても何をしたい人なのか、どういう事をして人の役に立っているか正直分からないですよね。
自分のやりたいこと
例えば、自分の職業は獣医師です。
それだけ聞いて,どういうことをやりたい人だと思いますか?
動物に囲まれたいのかな?
病気を治すのが好きなのかな?
病気の勉強をするのが生きがいなのかな?
全然違いますよ! 多少は合ってますが真髄ではありません!
実際にやりたいことは
自分に役立つ知識を沢山得たい
またそれを必要とする人が居たら分かりやすく笑いを交え伝えたい
です。
その結果が獣医なの?ってツッコミが飛んで来そうですが、
自分自身“が名詞”に憧れて獣医の道を選択したんでこんな事が起きてます笑
こんな自分が獣医になるといくつか制限がかかってくるんですよね。
・獣医療以外の勉強ももっとしたいのそこに時間を割いていいのかな?
・飼い主への説明に笑いなんて必要ないから、分かりやすさだけ意識しよう。
・なったからには何かの分野を極めないといけないな。
結局やりたい事(動詞)を制限して、職種(名詞)に引っ張られた思考や行動に悩まされます。年収をもっと上げたいだとか、専門医や認定医のような資格をとった方が良いとか、獣医であるならばこうした方が良いんじゃないか、と自分に言い聞かせるようになっていくんですね。
いつの間にか名詞に動詞を後付けをして、それが理に適っていると自分に言い聞かせます。
一方、仕事とファイナンスは分けて考えるべし、趣味の領域でやりたい事やれば良いのではという考えもありますが、諦めるにはまだ早いと思ってます!その為の挑戦です!
どうしてこうなったんだ?
自分の高校時代を振り返りました。
獣医になったのは追い込まれての掛け算
今だからこうやって振り返ることができますが、
大学進学を考える高校時代。自分は地元大分を離れ、全寮制の佐賀の高校に行っていました。いわゆる進学校です。周りは本当に優秀な人ばかり。
理系のほとんどの人が医学部進学を狙っていたと思います。
そんな中、自分の成績は下の上くらい。とても良いとはいえず医学部志望なんて言えたもんじゃない環境です。でもカッコつけたい年頃なんで、そこそこの大学狙ってますよ感を出さなきゃいけなかった(と言い聞かせてました)。
そんな時、実家の犬が亡くなったとの連絡が。
特に大きな病気はなく、寿命で亡くなる年齢だったと思います。
それがきっかけ?といえば聞こえはいいですが、この時に獣医という選択肢がハッキリ浮かんだのを覚えています。動物だったら無償の愛注げるなと。
それに周りに獣医を希望する人なんて1人もいなかったんですね。
そして
(比べられる人がいない)×(一定の学力レベル)×(愛犬からの気づき)=獣医
という式が出来上がった訳です。でもこれ、動詞を全く考えてないの分かりますか?!
結果、獣医師という職業はなってみたら最高ですし、ここでの選択は間違ってなかったと思ってます!それに高校時代にやりたい事なんて純度高く把握できていませんでしたし。
が、今だにどうしてなったのと聞かれたら、“愛犬の死を経験して”とか嘘じゃないんだけれど、後付けで起こった事実を紐付けて1つに繋がる美しいストーリーとして語るようになってました。カッコ悪い理由は伏せて…
そんな中、コーチという職業と出会う
これからの挑戦
結局やりたいことが、コーチという職種にピッタリ当てはまるかも分かりません。
ただ、マインドの扱い方や脳の仕組みなど獣医療では学ばない貴重な経験をさせてもらっているので、それを分かりやすく教える、またゴール達成の手伝いができることが誰かの役に立つのであれば仕事としての価値は十分あると思っています。そして何より自分のやりたい事に重なっている部分が大きい!
30歳を迎え、周囲の獣医師も開業を意識したり、専門分野を極めるための転職を考えたりしています。自分もどうしても国家資格を持つと、それを活用した思考に走ってしまう傾向があります。それは可能性を狭めていますし相変わらず名詞に引っ張られる人生。
そんな自分を変えてみる為に、獣医の経験も知識も全く通用しない職業に挑戦しようと思いました!コーチングで得た知識は巡り巡って獣医業界にとっても大いに役立つと確信しています。今後も心境の変化や失敗もあると思いますが、やりたい事をやり続けられる人生にしたいと思っています。
すぐに獣医を辞める訳ではありませんが、30歳から新たな職業に挑戦している姿が誰かの励みになったら幸いです!同じ悩みを抱えている人が居たらコーチングしますので!!
それでは今日はこの辺で!
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