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北米獣医師免許試験・備忘録6、英語攻略法 - アイエルツ対策・自己勉強方法

この記事に限って(?)、掲載日付が残ってました。
”2012.11.23 Friday”です。

【六.英語攻略法 ― アイエルツ対策・自己勉強方法】
パートタイムでもフルタイムでも、短期間でアイエルツ対策を仕上げようと思ったら、自己勉強が欠かせません。学校を始めて2週間、自分の時間を使って勉強する項目をまとめました。

1.Speaking: Say something about a boring topic.
(退屈なものをテーマに話す)

例えば、ボールペン。ボールペンについて2分以上英語で話し続ける。これが結構難しいです。

「私はボールペンを一本持っています。色は黒で、ノック式。この間、日本に帰国した際に持ち帰る荷物の中に入れてきました。それというのも、カナダの筆記用具に不満が沢山あるからです。まず、なめらかな書き心地というものがありません。よく色が出なくなります。そういう事がある度に、苛々していた私は日本から筆記用具を持ち帰ることを、前々から考えていました。このボールペンには非常に満足していて、毎日、ペンケースに入れて学校に持って行きます。え~(さて、ここでネタ切れになってきたぞ、どうしよう…そうだ、値段!)値段は日本円で100円でしたから、カナダドルでいえば1ドル50セントぐらいなので、高くはありませんでした。次に帰国した時も買ってくるつもりでいます。今は黒しか持っていませんが、他にも赤とか青とか色々あるので、他の色も持ちたいとおもいます。それというのも……」

と、延々と話します。本当にネタ切れになるまで。というのも、アイエルツのスピーキングでは与えられたトピックに関して意見を述べるという課題があるのです。最低でも30秒、できれば最大持ち時間である2分を超える勢いで話し続け、試験官に話を遮られるというのがベストと言われているのです。トピックと、それに関連する質問4つは試験の最中に知らされますので、事前にはわかりません。話を始める前に1分間、考える時間が与えられます。その時間の中で、何を話すかを考えるのです。でも考えても、話し始めたら頭が真っ白ということが実際よくあります。そんな時、話が止まってしまうとスコアが下がるので、とにかく話し続けるのです。そのための訓練…です。

私は最近、学校の帰りに携帯電話にヘッドフォンセットをつけて会話をするふりをしながら、この練習をしています。誰も変な眼で見ませんが、内容を知ったら変な顔をするでしょう。道路標識の説明とかをしているので。


2. Writing: Write one everyday.(毎日ひとつ書くこと)

アカデミック・ライティングは特別な英語を使います。日本語でも、研究論文などは独特な言い回しをしますよね。それと同じだと思って下さい。とにかく、普通に生活している時には絶対に使わない英語表現が多分に出てきます。It is agree below that (statement) . という文章は、ライティング対策のために私が覚えようとしている表現の一つですが、ここに書きだそうとしたら覚えていなかったです。ノートを開いて書き写しました。

そんな感じで、使わないとどんどん忘れていきます。一日一本か隔日一本は書かないと駄目かと思います。ライティング時間は60分しかなく、しかも2つのテーマについて文章を書かなければなりません。考える時間はありますが、悩んでいる暇は無いのです。


3. Listening: CBC radio. 30 minutes.(CBCラジオを30分聞くこと)

聞き流せばいいと言いたいところですが、すこし試験対策要素を盛り込みます。①聞いた英単語のスペルが頭に浮かぶか、②話に出てくる名詞が単数形か複数形か、に注意して聞くのです。というのも、アイエルツではスペルミスをすると正解になりません。単語力は重要になるのです。前回の試験で、答えが「フルーツ」と判っていたのにスペルが判らずに結局点を取れなかったという記憶があります。そしてアジア系の学生は名詞に「S」をつけるか・つけないかで必ず苦労します。母国語に単数名詞・複数名詞という概念がありませんから。聞き取りもできている、スペルも正しいけれども -s がついていなかった、もしくはつけてしまっていたといって点を失う受験者が本当に多いそうです。


4. Grammar: read US English everyday.(文法の資料を毎日読む)

これは、もしかしたら大多数の人には必要無いかもしれないと思う部分もあります。私は今まで、真面目に英文法を勉強したことが殆ど無いので、先生が「さあ、ここに入るのは名詞か形容詞か、それとも他の何かか分かるかな」などと質問をすると、殆どお手上げという状態です。でも文法はアイエルツで物凄く重要なんですね。上手く説明出来ませんが(←この辺りで、文法の説明ができない部分を察して下さい(汗))。


5. Reading: read at least one article a day from The Economists/New Scientists.(エコノミスツかニューサイエンティスツの記事を毎日最低一つは読む

リーデングのテストは全部で60分。出てくる文章は3つ。試験問題は40題。これが何を意味するかというと、ハッキリ言って文章を最初から最後まで読む時間は無いということです。リーディングテストというよりは、スキャニングテストと呼んだ方が正解なのではと最近よく思います。とにかく時間が無い。そして微妙な言い回しが多い!混乱します。唯でさえ、易しい文章ではないというのに。その読みにくい文章に慣れるため、ボキャブラリー強化のため、弱点(わからない部分)発見のためにも、読むことを習慣にしていきます。


さて、どうでしょう。アイエルツ試験を受けるかもしれない貴方!少しは役に立つでしょうか…。


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