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獣医国家試験不合格体験記 私はこうして乗り越えた①

みなさんはじめまして!
ブラッディメアリーと申します。

私は現在獣医師として働いていますが、同期よりも一年遅れて獣医師になりました。

そうなんです^_^;
一回獣医師国家試験に落ちて、浪人を経験したのです!

知らない方は意外かも知れませんが、例年現役生の合格率は9割近くあるのです!
(因みに今年、第74回の試験は新卒81%、既卒生も合わせると約70%でした。私も受けていましたが難しかったです…)
そんな周りからみたら合格して当たり前の試験を落ちてしまった数少ない人間なのです。

そして浪人時代、国試に落ちてしまった残り1割の声はなかなか見つからず、浪人に関する情報って想像以上に少ないことを実感しました。

なので役に立つかは分かりませんが、数少ない情報の1つとして参考になればと思い、経験や考え方などをしばらく書かせていただければと思います(^^)v

1.浪人生はいつから勉強するのか?

さて、国試浪人生になったとき、絶望のさなか当時落ちた友人も含め一番初めに話題に上ったことはこれです。

「いつから勉強する?」

獣医国家試験に落ちた皆さんも少しは考えたのではないでしょうか?

浪人と聞けば一番に思いつくのは大学受験だと思います。
経験した方なら分かると思いますが、一年間丸々塾なり自宅なり籠もって勉強したと思います。
また現役で合格した方も高校三年生頃から(難関大学を目指しているなら高校一年生から?)勉強一筋で頑張っていたと思います。

しかし獣医師国家試験は必ずしもそうではありません!
国家試験と聞くから一年丸々勉強すると思っていた方からすると意外でしょうか?^_^

獣医大学は6年制で最終学年になるとやることがたくさんあります。
卒業研究、就職活動、最後の大学生活の遊び…(笑)

なので大学で国試対策授業が始まるのは私立大学で10月頃、国公立大学ではもっと試験直前に始まり、みんな勉強に集中するのです。
そして9割の現役生は合格していくのですから、この方法は王道といえるでしょう。
なので、多くの浪人生は落ちた年と同じく9~10月頃に勉強を開始するらしいです。

しかし、その王道で落ちてしまった私は考えました。
「浪人生の一番の武器は時間ではないのか」

一年あるから次は大丈夫だろうと言う浪人生もいますが、少し考えたらわかると思いますが、9~10月から始めたら一年ありません(笑)
そしてなにより曲がりなりにも2月(国家試験は2月にあります)まで勉強した知識を忘れてしまうのはもったいなくないですか?

そのように感じた私は5月終わり~6月の初めには勉強を開始しました✍

2.早くから初めてモチベーションは続くのか?

浪人を決めた皆さん、このように言われたことはないですか?
「そんなに早く初めても続かないよ!」

果たしてそうなのでしょうか?
確かにそのような人もいるかもしれません。
実際前年と同じく10月頃から勉強して合格した浪人生もいます。

しかしその人に聞いてみましょう。何点足らずに落ちたのかと
大体10点未満だと思います。

浪人生を決めた皆さん、一度自分自身を客観的に見てみてください。
その差は数ヶ月ブランクあった状態からまた初めて埋めれそうですか?

私はあと5点足らずに落ちていて、その上で一年間勉強していたことを知っていた周りの人から「ブラッディメアリーは必ず行ける」と言われていましたが、試験直前に思ったことはこうです。

「心の底からあと一週間ほしい!🙏」
です(笑)

みんなそうなのです。
その一週間もう少し早く始めていれば解決できませんか?

もう一度言いますが、自分自身の実力を冷静に見つめて見ましょう
もし問題ないと思うなら、9~10月から、足りないと思うなら少しでも早く始めて見ましょう♪

3.まずは計画を立ててみよう!

さて、勉強を始めることを決断した皆さん
まず始めに計画を立てて見ましょう!

簡単な計画でいいのです。
6月までに〇〇学の過去問を終わらせるみたいな感じで大丈夫です^_^
実際に私が書いた計画の一部を添付します

こんな感じで良いと思います。
自分なりに計画を作ってみましょう!
計画通りに進められ、目標も達成出来たら意外と自信になるかもです♪

ここで個人的におすすめなことが2つあります。
①まず最初に解剖学を勉強する
②月末に必ずABの過去問を1年分通しでする
の2つです。

まず①の解剖を最初にするですが、意外ですよね?(笑)
基本的には解剖学はどちらかというと捨て科目です。
かなりマニアックな問題が出てきて満点をとるなんてまず無理で、解剖学は4~5割取れれば上出来だと思います。
そのような性質があるため、大体後回しになるのが解剖です。
しかし、私は苦い経験があるのです。
第73回の国家試験、解剖学なんと全滅しました^_^;
しかも全て二択、三択を外して…
半分でも合っていれば…
後回し気味になる解剖学をあえて時間のあるこの時期に過去問を終わらせておくのはアリだと個人的に思います!
(※現役生はマネしないでください!9割受かっている方をマネしてください!)

続いて②です。
これは一ヶ月の確認テストですね^_^
自分は一度やった問題をどれほど理解できているのか、あとどれぐらい合格まで足りないのか把握するためにも大切だと思います。

4.まとめ

1.自分の実力が足りないと思ったなら早めの行動しよう!
2.自分の力が足りないことが分かれば、意外と勉強は続けられる。
3.年間計画を立ててみよう!

いかがでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです!

国試浪人はとても大変で、私自身何度もやめたくなりました。
今でも思い出すと苦しいですし、浪人時代楽しかったことはほぼありませんでした^_^;
しかし、この大きな挫折経験があったからこそ、今社会人になっても自分自身の能力を過信せず、地道に勉強を続けられているのかなと思いますし、少なからず自分自身に自信がつきました^_^

今後はしばらく各科目の進め方や意識して勉強したことをつらつらと書いていこうかなと思います。

次回もよろしくお願いします!🤲

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