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イルカや鯨が呼吸する際の空気の出入り口である頭に開口している噴気孔(ふんきこう)は陸に棲む哺乳類の外鼻孔(がいびこう)です。
こうした起源は同じである器官のことを、見た目が似ていなくても相同器官(そうどうきかん)と呼びます。

鯨類では広く味覚受容体が機能していませんが、嗅覚も退化しています。海水も塩辛くありませんし、味もよくわからないのは海の中で生活し、獲物を丸呑みしている生態に関連していそうですね

イルカの鼻は呼吸のみに特化しているのです。

イルカの解剖学 身体構造と機能の理解,Bruno Cozzi, Stefan Huggenberger, Helmet Oelschla(このaはアーウムラウト)nger,監訳山田格

犬や猫、ウサギの獣医師です。色々と勉強中の身ですが、少しでも私の経験や知識を飼い主さんや動物に還元していきたいと思います。